アーバンギャルド、バニビ、キノコの総会に五月病患者熱狂

アーバンギャルドがホストをつとめるイベント「アーバンギャルドの五月病総会」が5月15日に東京・代官山UNITで開催。アーバンギャルドのほかキノコホテル、バニラビーンズといった異色のラインナップが出演し、会場は個性的なファッションに身を包んだ観客で超満員となった。

イベントの幕開けに登場したのはキノコホテル。赤いミニのミニタリールックのメンバーがステージに現れると歓声と拍手が沸き起こる。この日は「もえつきたいの」「真っ赤なゼリー」といった代表曲に加え、キノコホテルのライブでは定番となっている平山三紀のカバー「真夜中のエンジェル・ベイビー」も披露。彼女たちの過激でハレンチなパフォーマンスが観客の五月病を吹き飛ばす。なお、今回演奏されたカバー曲は8月発売予定のミニアルバムにも収録されるとのこと。この作品では昭和元禄の狂騒をこよなく愛するキノコホテルが、昭和40～50年代の隠れた名曲をカバーする。

続いて、5月19日にミニアルバム「Def & Def」のリリースを控えたバニラビーンズが登場し、ロート製薬の制汗剤「薬用メンソレータム リフレア D＆D」のCMソングとして知られる「D&D」などを披露。同CMにはバニラビーンズ自身も出演しており、ステージ上ではふたりがCMのシーンを再現するなどレアな場面も見られた。

イベントのトリを務めたのは主催者のアーバンギャルド。人形のような佇まいでクールに歌う浜崎容子と、ハイテンションに暴れながらダミ声で絶叫する松永天馬のコントラストで観客を惹きつける。ステージ上の彼らは華やかな振り付けのみならず、映像やシャボン玉などで空間全体を演出。この日も松永天馬の朗読やMCが冴え渡り、サディスティックで病的な浜崎容子とのやりとりが観客を爆笑の渦に誘う。なお、この日のステージの模様はUstreamやニコニコ生放送でライブ配信されており、アーバンギャルドのUstreamでは現在もその模様を観ることができる。

■urbangarde 05/15/10 05:09AM