吉永小百合が3月11日に9年ぶりとなる朗読CD「第二楽章 福島への思い」を発売する。
吉永は戦争や原爆の過ちが二度と起こらないようにという思いから、1986年にライフワークとして朗読活動を始めており、広島原爆資料館では音声ガイドも務めている。また過去に広島の被爆者たちがつづった詞を収録した「第二楽章」をはじめ「第二楽章 長崎から」「第二楽章 沖縄から」と3作品の朗読CDを発売。4作目となる今作は、東日本大震災で被災した和合亮一をはじめとする福島在住の詩人たちと、和合が指導する講座「詩の寺子屋」で福島の子供たちが紡いだ詩が収録されている。なおBGMの作編曲は尺八演奏家の藤原道山が手がけており、尺八、箏、十七弦という和楽器の美しい音色を生かしたサウンドが奏でられる。
彼女の「被災された人々の思いに寄り添い、また自らの思いを重ねて、自分なりの方法で多くの人々に発信し、少しでも力になることが出来れば」という思いから、朗読CDの自身の印税はすべて東日本大震災の被災者に寄付される。
なお3月10日にはこのCDの完成を記念した朗読会「第二楽章 福島への思い」が開催されることも決定した。
吉永小百合「第二楽章 福島への思い」収録曲
01. 故郷(ふるさと)
02. 見えない姿の・・・(朗読詩)
03. 私は地図を・・・(朗読詩)
04. 私たちは 泣きながら・・・(朗読詩)
05. 雨よ やさしく(朗読詩)
06. あきらめるのか・・・(朗読詩)
07. 待っている(朗読詩)
08. 小さい私(朗読詩)
09. かえろう(朗読詩)
10. ふるさと(朗読詩)
11. 原発難民(朗読詩)
12. 一時帰宅(朗読詩)
13. 孤独(朗読詩)
14. むごい(朗読詩)
15. ぬう(朗読詩)
16. きもの(朗読詩)
17. 過去というタンス(朗読詩)
18. 富岡の空へ(朗読詩)
19. 間奏曲
20. ひとのあかし(朗読詩)
21. 私に(朗読詩)
22. あなたの手と私の手を(朗読詩)
23. 福島(朗読詩)
24. 希望(朗読詩)
25. あの山を登れば(朗読詩)
26. 空遥か~新相馬節によせて~
27. 絆(混声三部)
祈るように語り続けたい ~吉永小百合朗読会~ 第二楽章 福島への思い
2015年3月10日(火)東京都 津田ホール
OPEN 14:30 / START 15:00
<出演者>
吉永小百合 / 藤原道山(尺八) / 遠藤千晶(箏) / 村澤丈児(三弦・十七弦)
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- 吉永 小百合|Victor Entertainment
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