女王蜂＆ドレスコーズ、渋谷で制服縛りの一騎討ち

2014年6月6日 20:36 236 20 音楽ナタリー編集部

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昨日6月5日に東京・WWWにて、女王蜂による対バン企画「お見合い合戦一騎討ち～ロマンスに死す」がドレスコーズをゲストに迎えて行われた。

女王蜂（撮影：中野修也）

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ドレスコーズ（撮影：粂井健太）

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「あなたなりの制服」がドレスコードとして設けられたこの日、集まったオーディエンスはセーラー服やアルバイトの制服など思い思いの制服に身を包んで2組の競演を楽しんだ。まずは、DRの文字がプリントされた白いワイシャツに赤い腕章、黒のスリムパンツでキメたドレスコーズが登場。オープニングナンバー「誰も知らない」で観客を煽り、さらに「Lolita」「ベルエポックマン」とアッパーチューンを投下していく。志磨遼平（Vo）はMCで「こんばんは。ドレスコード付きのライブは初めてなんだけど（笑）。アヴちゃん、サンキュー！ここWWWはもともと映画館なんだけど……映画館の跡地なんて僕らと女王蜂にはよく似合う。最後まで楽しんで帰って！」と語り、女王蜂とドレスコードの双方のファンから熱い拍手を浴びた。

その後は、ライブの人気曲「ハーベスト」「シネマ・シネマ・シネマ」や、志磨のポエトリーリーディングのようなパフォーマンスから始まる「ゴッホ」などさまざまなタイプの楽曲で会場を彩った4人。最後に志磨は「最後は派手にとどめをさしてくれ！」と叫ぶと「Trash」を歌い上げ、フロアの熱気を高めていく。髪を振り乱しステージを駆け回りながらパフォーマンスする志磨にオーディエンスは釘付けになった。

続く女王蜂は弘田三枝子の「夢見るシャンソン人形」をバックに登場。白い衣装を着用したメンバーは「火の鳥」からライブをスタートさせ、情熱的なパフォーマンスで会場を自分たちの世界に染め上げる。「女王蜂です！」というアヴちゃんの挨拶を経て始まったブロックでは「待つ女」「人魚姫」「ストロベリヰ」「鬼百合」が連続投下された。アヴちゃんは「かわいいやろ？」と容姿端麗なサポートギタリストを抱きしめキスをしたり、「女の武器使います！」と突然客席を背に仁王立ちになったかと思うと、振り向き様に上着を脱ぎ捨て赤いスリップドレス姿になったりと演出でも観客を魅了した。

ライブの中盤では「この曲があって今日のイベントが実現したんです。聴いてください、『一騎討ち』！」という言葉から新曲「一騎討ち」を披露し、最新のモードを観客を見せつける場面も。そして本編はバラード「燃える海」で壮大に締めくくられた。

アンコールの声に応えてステージに再登場したメンバーは「バブル」「デスコ」「イミテヰション」を3連発で届け、会場をディスコ化させる。アヴちゃんはMCでドレスコーズへのお礼を述べ、「（ドレスコーズなのに）ドレスコードのあるライブやったことがないなんてダメやん（笑）！そこで今回お誘いしました。また対バンができたらとてもうれしいです！ありがとう！」とラブコールを送ったほか、8月8日に東京・東京キネマ倶楽部で単独公演「夏の自由研究～蜂月蜂日～」を開催することを発表。新しい知らせをファンに届けたあとは、新曲「緊急事態」を熱演してイベントを締めくくった。

なお女王蜂は今後、6月7日に東京・渋谷Star LoungeでKING BROTHERSと対バン公演を行い、6月22日より単独公演「灼熱戦～追い討ち編～」を全国4カ所で実施。さらに8月の東京キネマ倶楽部公演を経て、9月5日には北海道・Sound Lab moleで単独公演「灼熱戦～飛び火編～」を行う。