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重松清の小説「ファミレス」を脚色した本作は、テレビドラマ「家政婦のミタ」などの脚本を手がけてきた遊川の初監督作。子供が独立して2人きりになった50代夫婦の生活をコミカルに描き出す。
優柔不断な陽平役の阿部は「天海さんとはいつか共演したいと思っていたんですが、ついに叶いました。こうやってご一緒できて幸せです。いい夫婦を演じられたと思っています」と妻・美代子を演じた天海への思いを語った。天海は「遊川監督のもと阿部さんを先頭に、その後ろ姿についていけばいいんだと思えるとても素敵な現場でした」と振り返る。
陽平と美代子の大学生時代をそれぞれ演じた工藤と早見。そのキャスティングについて遊川は「阿部さんと天海さんに若い時代を演じてもらうのはなかなかデンジャラスだなと思って」と笑い、「お二人がやりたいと言ったら、やってもらってもよかった……今はCGも発達してるし」と冗談交じりに続ける。
陽平の若い頃を演じると聞き「俺でいいんですか?」と思ったと言う工藤は「少しでも近付けるように現場へ行けるときは現場に行って、阿部さんのお芝居を見させていただきました」とコメント。その言葉に阿部は「僕も若いときはスッキリしてたんでね、将来工藤くんはこうなります」と自分の顔を指しながら笑顔を見せる。一方、早見が「天海さんはすごくカッコよくて、私が憧れる、なりたい女性像」と賞賛すると、天海は「こんなかわいい子が……こうなっちゃダメだよ。考え直して」と忠告した。
最後に阿部が、これから作品を観る観客に「もしかしたら気まずい思いをするかもしれません。でも最後にはきっと気持ちのいいものを持ち帰っていただける作品になっていると思います」とメッセージを送った。
「恋妻家宮本」は1月28日より全国ロードショー。
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