ヴェルナー・ヘルツォーク、「アラビアの女王」ニコール・キッドマンの役作り絶賛

2

30

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 11 18
  • 1 シェア

ニコール・キッドマン主演作「アラビアの女王 愛と宿命の日々」のメイキングカットと、監督を務めたヴェルナー・ヘルツォークのコメントが到着した。

「アラビアの女王 愛と宿命の日々」メイキングカット

「アラビアの女王 愛と宿命の日々」メイキングカット

大きなサイズで見る(全7件)

本作は、イラク建国の立役者として尽力し、“砂漠の女王”と呼ばれたイギリス人女性ガートルード・ベルの半生を描いた伝記映画。モロッコの砂漠地帯などで、4Kカメラにより撮影された。

「アラビアの女王 愛と宿命の日々」メイキングカット

「アラビアの女王 愛と宿命の日々」メイキングカット[拡大]

ベル役のキッドマンについて「なんの不安もなく撮れたよ」と話すヘルツォーク。「彼女は『ヴェルナーの世界に入る』と言ったんだ。そして撮影に入る前に、ガートルードの手紙や、中東の文化について勉強してきていた。アラビア語の習得にも熱心に取り組んでいたよ」とキッドマンの役作りの姿勢を絶賛する。また劇映画で女性を主人公にしたのが本作が初めてだということに、友人の指摘によって気付いたというヘルツォークは「もっと早くから取り組むべきだったと感じたよ。男性と女性を交互に主人公に据えればよかった」と明かした。

「アラビアの女王 愛と宿命の日々」メイキングカット

「アラビアの女王 愛と宿命の日々」メイキングカット[拡大]

ヘルツォークからは、本作の脇を固める俳優たちに関するコメントも。悲劇的な恋愛が重要な要素の1つとなった本作において、その中核を担ったのはジェームズ・フランコダミアン・ルイス。「キャスティングでは、複数のスターの共演を目指したわけじゃない。それをやると、ともすれば裏目に出る。出演者同士の相性が悪ければ作品は大きな失敗に終わるからね」と述べるヘルツォークによれば、キッドマンを含む3人の相性は抜群であったという。またロバート・パティンソンについては「驚くほど知性派。教養もあり、まさに適役」と評価する。

そしてヘルツォークは観客に向け、「感じてほしいのは、やはりガートルードの魅力だ。この映画の主人公である彼女は、あの時代に誰もできなかったことを成し遂げた。強く大胆で優しい女性だ。この作品は砂漠を舞台とした壮大な愛の物語だ」とメッセージを送った。

「アラビアの女王 愛と宿命の日々」は、2017年1月21日より東京・新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。

この記事の画像・動画(全7件)

(c)2013 QOTD FILM INVESTMENT LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

読者の反応

  • 2

シアターキノ @theaterkino

1/21(土)公開【アラビアの女王】ヴェルナー・ヘルツォーク監督、ニコール・キッドマンの役作り絶賛。主人公であるガートルードはあの時代に誰もできなかったことを成し遂げた。強く大胆で優しい女性。この作品は砂漠を舞台とした壮大な愛の物語https://t.co/O16BItk6PW

コメントを読む(2件)

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 アラビアの女王 愛と宿命の日々 / ヴェルナー・ヘルツォーク / ニコール・キッドマン / ジェームズ・フランコ / ダミアン・ルイス / ロバート・パティンソン の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。