加藤シゲアキと行定勲が「ピンクとグレー」舞台挨拶登壇、「1人5回は観てください」

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1月9日、東京・TOHOシネマズ 渋谷にて「ピンクとグレー」のスペシャル初日舞台挨拶が行われ、行定勲NEWSの加藤シゲアキが登壇した。

「ピンクとグレー」のスペシャル初日舞台挨拶に登壇した行定勲。

「ピンクとグレー」のスペシャル初日舞台挨拶に登壇した行定勲。

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加藤シゲアキ「ピンクとグレー」文庫版表紙 (c)2015「ピンクとグレー」製作委員会

加藤シゲアキ「ピンクとグレー」文庫版表紙 (c)2015「ピンクとグレー」製作委員会[拡大]

本作は加藤による同名小説をもとに、芸能界の嘘とリアルを描き出した青春ドラマ。人気絶頂期に突如謎の死を遂げる俳優・白木蓮吾を中島裕翔、その親友・河田大貴を菅田将暉、2人の幼なじみサリーを夏帆が演じている。

公開初日とあって劇場には多くの観客が詰めかけた。加藤が「皆さんご覧になっていかがでしたか」と質問を投げかけると、場内からは大きな拍手が。それに応えるかのように「何回観てもらってもかまわないので、ぜひ1人5回は観てください」と冒頭から笑いを誘った。

この日、イベント前に渋谷で別の映画を観てきたという加藤は「書店や駅に『ピンクとグレー』がすごく多くて、本当に始まったんだなと思いました。5年前に暗い部屋で1人小説を書いているときはどうなるかと思っていたけど、今こんな明るい場所に立たせていただいていることがうれしいです」と感慨深げな様子。行定は「すごく映画的な素晴らしい小説だと思っていました。小説をそのままなぞっても予想通りになるだけだから、僕はさらに映画的に裏切るような仕掛けを作りました。こんなふうに冒険させてもらえて加藤くんには感謝です」と感謝の意を伝えた。

本作のお気に入りシーンについて行定は「裕翔(白木)が、スキャンダルについて恋人に問いつめられたとき、わざとらしくとぼけたあとに怒り出すところ。人間としての小ささが出てるよね。あの裕翔は何回観てもいいなって」とコメント。加藤も「たしかに(笑)。でも僕だったら、もうちょっとドーンとしてるかも。『に、似てる人じゃない?』みたいな」と答え、続けて「僕はラストシーンが一番好き。(映画と小説は)描いているテーマが違うと思ったんです。発見でした」と語った。

演じたい役について聞かれた加藤は「観る前だったら主役がやりたかったかも。裕翔がすごくよかったから。あの役は濡れ場があるからなあ(笑)。裕翔と夏帆ちゃんと話す機会があったんだけど、『アクションシーンみたいだった』って言ってました」と明かす。行定は「ボコボコに殴られながら笑ってる菅田の役っていいよね。やってて気持ちよさそう」と振り返った。

本作でのカメオ出演について加藤が「監督に冗談半分で『出してくださいよ!』って言ったら、本当に実現してくれたんです」と経緯を明かすと、「他の役で出てもらう案もあったんだけど難しくて。でもあのシーンは面白いと思う」と賞賛した。その後、観客からの質問に2人が答える一幕も。笑いと拍手に包まれる中、イベントは終了した。

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