メビウスの西部劇「ブルーベリー」に谷口ジロー、寺田克也

2012年3月に急逝したバンドデシネの巨匠として知られる、フランス人マンガ家・メビウスの名作「ブルーベリー［黄金の銃弾と亡霊］」が、エンターブレインより刊行された。

「ブルーベリー」はフランスの雑誌・ピロットにて、1963年から40年以上にわたり描き続けられてきた西部劇。28巻にもおよぶ大長編のうち今作には、11巻と12巻にあたる「彷徨えるドイツ人の金鉱」「黄金の銃弾と亡霊」と、23巻にあたる、絶世の美女・パールとの逃避行を描いた「アリゾナ・ラヴ」が収録されている。

また巻末には日本語版の特典として、谷口ジローと寺田克也によるコメントを掲載。2人によるイラストも大きく収められた。なおエンターブレインからは、9月19日に同じくバンドデシネ作家ニコラ・ド・クレシーの「レオン・ラ・カム」が刊行される予定。