“ひきこもり”をテーマにした人間ドラマ、ヒラタオフィス+TAAC「金魚の行方」幕開け

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ヒラタオフィス+TAAC「金魚の行方」が、本日11月7日に東京・サンモールスタジオで開幕した。

ヒラタオフィス+TAAC「金魚の行方」より。

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ヒラタオフィス+TAAC「金魚の行方」より。

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ヒラタオフィス+TAACは、ヒラタオフィスと、タカイアキフミが主宰を務めるソロプロデュースユニット・TAACがタッグを組み、公演ごとに集まった表現者たちと共に作品を創造・共創する集団。ヒラタオフィス+TAACの第3回公演となる「金魚の行方」では、“ひきこもり”をテーマに、“引き出し屋”と世間から批判される自立支援施設から、息子を奪還しようとする母親を軸にした人間ドラマが描かれる。出演者には、枝元萌木村聖哉イトウハルヒ、板場充樹、鈴木球予、廣川三憲が名を連ねた。

ヒラタオフィス+TAAC「金魚の行方」より。

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ヒラタオフィス+TAAC「金魚の行方」より。

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作・演出を手がけるタカイは、開幕に際し、「嵐のような日々だった。新たな戯曲を生み出し、稽古で様々なトライをして、1日1日できる限りのことをしていたが、振り返ってみればあっという間だった。ここから仲間たちと、そしてお客さまと、どのような景色が見られるのだろうか。雨上がりの朝に、晴れ間が広がるような芝居にしたい。誰かにとっての朝が、誰かにとっての晴れが、ここにあることを願って……」とコメントした。公演は11月16日まで。

出演者のコメントは以下の通り。

枝元萌 コメント

引きこもりの息子を持つ江森朝子を演じます。こうすればいい、この道を進めば幸せになれる、なんて誰にもわからない。これは江森家のお話。

お稽古では、彼女の考え方や選択に悩まされ、演出家や共演者に助けられながら「朝子」を作りあげてきました。それはとても切なくて、愛おしくて、しんどくて、幸せな毎日でした。向かう先は子供の幸せ。希望の一歩を踏み出せるように舞台上で生き抜きたいと思います。

木村聖哉 コメント

稽古を重ねて、日々晴のことについて新しい発見だったり、こんな気持ちになるんだというのを沢山感じ、とてもあっという間な稽古期間でした。作品としても素晴らしいものに仕上がったと思いますし、ここまで積み重ねてきたものを劇場に入り皆様に直接お届けできるのがとても楽しみです! ただものすごく緊張もしているので、これから本番が始まっても、その緊張感や皆様と共にいる空間を大切にして、千秋楽まで臨みたいと思っています!

イトウハルヒ コメント

無事に舞台「金魚の行方」の幕が上がりました。約1ヶ月間みんなで積み重ねてきたものが形になり、舞台、照明や音楽も加わって、さらに世界が立ち上がっていくのを感じています。この物語がこれから皆さまにどのように届くのか、とても楽しみにしています。ぜひ劇場でご覧いただけたらうれしいです。お待ちしております。

板場充樹 コメント

いよいよ開幕です。親子とか思いやりとかエゴとか、短い言葉の枠組みでは収まらない人の揺れ動きを座組一丸となって濃縮してきました。このチームで作品を作れたことが嬉しく、ワクワクしています。お芝居出来ること、ご覧いただけること、人との関わり、すべて、当たり前じゃないなと感じております。感謝の気持ちをもって駆け抜けたいと思います。お客様にとって素敵な観劇体験となりますように。ご来場お待ちしております。

鈴木球予 コメント

舞台「金魚の行方」がまもなく開幕します。稽古を通して今まで、自分の役と他者との関係性や言葉のひとつひとつに丁寧に向き合ってきました。役を深めていく中で辛かった時もありましたが、非常に充実した日々でした。この作品をより多くの方にお届けしたいと思っています。お客様と同じ時間を過ごせることを楽しみにしています。劇場でお待ちしています。

廣川三憲 コメント

出演者6人、みんなそれぞれ事情や苦悩や辛さしんどさを抱え、互いに必死に真剣にぶつかり合う濃密な舞台が出来上がっているのではないかと思います。みんな泣いちゃってます。お客様にもきっとそれぞれの思いが伝わり何かしら琴線に触れるものを得ていただけると信じています。とはいえ意外とクスッと笑える場面もけっこうありますよ。ぜひ劇場で目撃してください。心よりお待ちしております。

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ヒラタオフィス+TAAC「金魚の行方」

開催日程・会場

2025年11月7日(金)~16日(日)
東京都 サンモールスタジオ

スタッフ

作・演出:タカイアキフミ

出演

枝元萌木村聖哉イトウハルヒ、板場充樹、鈴木球予、廣川三憲

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