「浅草九劇 Boost Project」の採択団体が決定した。
「浅草九劇 Boost Project」は東京・浅草九劇による、クリエイター・アーティストを支援する新たな取り組み。今回その対象団体として、
キルハトッテは、劇作家・演出家の山本真生と俳優の吉沢菜央によって構成される団体で、来年11月19日から22日まで「そろそろダンス。」を上演。上演に向けてキルハトッテは「今回キルハトッテは、2024年に王子小劇場で上演した作品をリクリエイションします。『あたたかハルヒ』というアイドルの卒業コンサートでのスピーチを軸に、一人のアイドルの『過去・現在・未来』を過去を記憶、現在を現実、未来を可能性に置き換えて描いた本作品。東京の片隅で生まれ、武道館の真ん中で死んだハルヒ。再び、その一生を通して人生を見るとき、未来をどんなふうに信じられるのか。浅草九劇を演劇の力で武道館に変えてやるぞ!という気合いを持って挑みます。どうぞ、よろしくお願いいたします!」とコメントした。
カワモとメイメイ企画から2025年に改名したカワモ倶楽部は、田中聡と川面千晶が作を手がけ、川面が演出する作品を来年11月25日から29日まで上演する。川面は「今、実録演劇に向けて色々と取材してます。『おもしろい』の形は様々あるので、非常に色んなことが悩ましいのですが、まずは自分が絶対に納得いく形にして、自信をもって演劇に立ち上げていきたいと思っています。是非、浅草まで観にいらしてください」、田中は「川面千晶さんと二回目の共作です。前回は川面さんと一緒に自分の人生を描いた演劇を作りました。とても満足できる舞台が作れたので、今回も頑張ります。前回は自分の人生を描きましたが、今回は誰の人生を舞台にするのでしょうか。お楽しみに!」と語った。
劇団スポーツは来年12月2日から6日まで「九蓮宝燈の夜」を上演。作・演出を手がける内田倭史は「腰が重くマイペースな僕たち劇団スポーツですが、たくさんの人に背中を押してもらい来年で旗揚げ10周年を迎えます。浅草九劇Boost Projectで、さらにもう一押しブーストをかけてもらえることになりました。“ワンアイデアから無理やり構想された物語と演劇の可能性を大胆に誤解した演出、時に脚本を飛び越えて思ったことを口にする俳優たち”という僕らの原点に立ち返り、やるべき理由は見つからないけど、ずっとやってみたかった麻雀演劇をつくります。和了(アガ)ると死んでしまうという幻の役満『九蓮宝燈』をめぐる、選択と抽選についての物語です。浅草でお会いできるのを楽しみにしています!」と観客にメッセージを送った。
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「浅草九劇 Boost Project」にキルハトッテ・カワモ倶楽部・劇団スポーツ(コメントあり)
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