静かに響く愛と痛みの物語、劇団青年座「柿紅葉のころ」幕開け

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劇団青年座 第262回公演「柿紅葉のころ」が、本日9月20日に東京のザ・ポケットで開幕した。

劇団青年座 第262回公演「柿紅葉のころ」より。(撮影:坂本正郁)

劇団青年座 第262回公演「柿紅葉のころ」より。(撮影:坂本正郁)

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劇団青年座 第262回公演「柿紅葉のころ」より。(撮影:坂本正郁)

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劇団青年座による「柿紅葉のころ」は、作劇を岩瀬顕子、演出を須藤黄英が手がける新作。1943年、都会から少し離れた港町で、国民学校の教員を務める小川節子は、軍国主義に染まりつつある社会の中で自らの信念を貫き、子供たちを守ることに苦心していた。亡き夫と植えた思い出の柿の木が実る頃、長男の徹、長女・靖枝の恋人にも赤紙が来て……。

劇団青年座 第262回公演「柿紅葉のころ」より。(撮影:坂本正郁)

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開幕に際し、須藤は「ギリギリまで試行錯誤と微調整を繰り返し、開幕を迎えました。世界のどこかで常に戦争が起きているにも関わらず、自分たちには遠いものと捉えてしまう現実。この作品を通してもう一度、戦争は私たち市民から何を奪い、あとに何を残すのか、それを考えられたらと思います。シンプルな構成舞台で俳優たちの言葉と身体だけで挑みます。小さな積み重ねがやがて波を打つように静かに響く愛と痛みの物語。戦争を知らない沢山の方に見て頂きたい作品になりました。劇場でお待ちしています」とコメントした。

上演時間は約2時間。公演は9月28日まで。

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劇団青年座 第262回公演「柿紅葉のころ」

開催日程・会場

2025年9月20日(土)〜28日(日)
東京都 ザ・ポケット

スタッフ

作:岩瀬顕子
演出:須藤黄英

出演

野々村のん / 本田清佳 / 岡本大樹 / 万田千尋 / 大橋和史 / 遠藤好 / 津田真澄 / 山賀教弘 / 高松潤 / 石塚雄大 / 鹿野宗健

※U-18、U-30チケットあり。

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