よるべ「三角形の片隅は」が、昨日7月18日に大阪・ウイングフィールドで開幕した。
よるべは、関西の小劇場で俳優として活動する田宮ヨシノリが、自身の舞台作品を発表する場として2022年に立ち上げた演劇ユニット。田宮が作・演出を務める本作では、ある街をモデルとした都市の片隅で、行方をくらました友人・タケルを探す人々の姿が描かれる。
田宮は本作について「ウイングフィールドから⻄へ徒歩10分ほどの場所に、『アメリカ村』というエリアがある。関⻄に来てまもなく10年になるが、つい最近になって初めてそこを訪れた。その独特な空気と熱気に圧倒されると同時に、ふと考えた――『この場所を題材にした演劇って、あまり観たことがないな』と。東京の若者を描いた作品があるなら、SNSをテーマにした演劇があるなら、関⻄で演劇をする自分にとって、このアメリカ村という場所を舞台にすることこそがふさわしいのではないか。そう直感した。そして今、その直感をもとに、アメリカ村を舞台とした新作をウイングフィールドにて上演する」とコメントしている。
上演時間は約2時間。公演は7月21日まで行われる。
田宮ヨシノリ コメント
よるべは、2022年に大阪・ウイングフィールドで開催された若手劇団のための演劇祭「WINGCUP」にて優秀賞を受賞し、その副賞として協力公演の機会を得た。しかし、企画の立ち上げには約2年の空白があった。その大きな理由の一つは、「ウイングフィールドという劇場で何を上演すべきか」が自分の中で明確にならなかったことだ。ウイングフィールドは、受賞作である旗揚げ公演を上演した劇場であり、自分自身も俳優として何度も舞台に立たせていただいた、思い入れの深い場所である。だからこそ、そこで改めて何を創るべきか、すぐには答えが出なかった。
ウイングフィールドから⻄へ徒歩10分ほどの場所に、「アメリカ村」というエリアがある。関⻄に来てまもなく10年になるが、つい最近になって初めてそこを訪れた。その独特な空気と熱気に圧倒されると同時に、ふと考えた――「この場所を題材にした演劇って、あまり観たことがないな」と。東京の若者を描いた作品があるなら、SNSをテーマにした演劇があるなら、関⻄で演劇をする自分にとって、このアメリカ村という場所を舞台にすることこそがふさわしいのではないか。そう直感した。そして今、その直感をもとに、アメリカ村を舞台とした新作をウイングフィールドにて上演する。
よるべ「三角形の片隅は」
2025年7月18日(金)~21日(月・祝)
大阪府 ウイングフィールド
作・演出:田宮ヨシノリ
出演:あっぱれ北村、久野泰輝、熊谷帆夏、田口翼、
※U-25、大阪市民割引あり。
大阪ニュース @Osaka_headlines
舞台はアメリカ村をモデルにした街、田宮ヨシノリのよるべ「三角形の片隅は」開幕https://t.co/RCg7fxoJ0q