本作は、TBSのテレビ番組「~企画プレゼンバラエティ~これ採用っスカ?」の企画の1つとして誕⽣したオリジナルミュージカル。
ゲネプロ前に行われた囲み取材では、キャストたちが開幕に際して思いを語った。ZERO役の荒牧は「(福澤)侑の演出がとても素晴らしいものになっていて、物語も面白いです。絵本の1ページ、1ページをめくるような物語になっているので、ぜひその感覚を味わって楽しんでいただきたいです」、コーンスター役の
パプル役を演じる福澤は「キャストスタッフ全員が⼀丸となって、皆さんに良いものを届けようという思いでがんばってきたので、あとはもう⾃信を持ってお届けするだけ」と言に力を込める。F役の廣野凌大は「改めて⾃分って天才だなって思いましたね。観ていただいた⽅は分かると思うんで、僕の天才さが」とアピールし、共演者たちからの拍⼿に「ありがとう」と応えた。カリブワン役の
また、これまでの制作過程を⾒守ってきた荒牧と阿部は、プロデューサーとしての視点で本作の魅力を語った。荒牧は「番組をご覧になっている⽅もすごくわかってくださってると思うんですけど、日頃僕たちは仕事をさせていただいていて、共演歴が多い仲良いメンバーでやらせてもらってるんですけど、そのメンバーの中に1人子役という、本当にキーマンを投入することによって『こんなに味が変わるんだ 』『この子役が持つ力と我々の化学反応ってとても素晴らしいな』とここまで作り上げてきて思いました。立花(利仁)くんと髙橋(輝)くんの魅力も皆さんに伝わればいいなと思っております」と述べる。
NINE役として映像出演する阿部は「侑くんの、まずオリジナルファンタジーを作りたいという思いから始まったこの企画なんですけど、人ひとりのいろいろな頭の中、感情や⾊を作品に落とし込めたんじゃないかなって。 僕は、今回は(舞台上に)出演しないんですけど、人生で初めて稽古場で通し稽古を観たんです。本当に1人ひとりのパワーとか熱意がすごく感じられたので、こんな素敵な人たちと⼀緒に仕事できるって光栄だなと。 そして、ここにいない人たちもたくさん関わっていただいているので、感謝と共に皆さんにこの作品を届けたいなと思っています」と思いを語った。
最後に、演出するうえで⼤切にしたことを問われた福澤は「出演者1人ひとりの個性や武器っていうものを前面に出せるように、このストーリー、そしてこの世界に没入できるような、そういうものは大事にして作りました。スタッフさんやキャストを含めて全員で作り上げてきたので、あとはもう観ていただける皆様が、その日一日少しでも幸せだなと感じてもらえたらうれしいなと思います」と観客へメッセージを送った。
上演時間は休憩ありの約2時間10分。公演は6月29日まで。なお既報の通り、一部公演ではライブ配信およびライブビューイングが実施される。
Fantasy Musical「バースデー」
2025年6月20日(金)〜29日(日)
東京都 品川プリンスホテル ステラボール
スタッフ
企画・演出:
脚本:
テーマソング:
振付:REX(福澤侑 / Daiki /
プロデューサー:
出演
荒牧慶彦 /
子役(Wキャスト):立花利仁 / 髙橋輝
映像出演
Palette Dancer
佐久本歩夢 / Shunta Tanase / Daicho / ⽥中啓介 / Hachi / HIROMA / Ryoma / Renju Ando
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ステージナタリー @stage_natalie
【会見レポート】ミュージカル「バースデー」開幕、企画・演出の福澤侑「1人ひとりの個性や武器を全面に」(舞台写真あり)
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