魚豊のマンガ「チ。」舞台化決定、キャストに窪田正孝・三浦透子・大貫勇輔・吹越満・成河・森山未來

69

1607

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 527 1034
  • 46 シェア

魚豊のマンガ「チ。-地球の運動についてー」の舞台化が決定。舞台「チ。ー地球の運動についてー」のタイトルで、10・11月に上演される。

上段左から窪田正孝、三浦透子、大貫勇輔、下段左から吹越満、成河、森山未來。

上段左から窪田正孝、三浦透子、大貫勇輔、下段左から吹越満、成河、森山未來。

大きなサイズで見る(全2件)

舞台「チ。ー地球の運動についてー」ビジュアル

舞台「チ。ー地球の運動についてー」ビジュアル[拡大]

「チ。-地球の運動についてー」は、地球の真理を知ることに魅せられ、命を懸ける人間たちを描いたマンガ。このたび、脚本を長塚圭史、演出をアブシャロム・ポラック、音楽を阿部海太郎、振付をエラ・ホチルドが担い、演劇作品として上演される。出演者には、窪田正孝三浦透子大貫勇輔吹越満成河森山未來が名を連ねている。公演は10月に東京・新国立劇場 中劇場で上演されたあと、11月にツアーが行われる。追加キャストや配役、公演スケジュールの詳細は続報を待とう。

スタッフ、キャストのコメントは以下の通り。

魚豊 コメント

光栄の限りです。

“コマ”がどの様に“板”に変換されるのか、ただただ楽しみです!

長塚圭史 コメント

魚豊さんのセリフが素晴らしいんです。漫画を読んでいる時とはまた違ったそれぞれの人物の魅力が漂います。もちろん全てのキャラクターが魅力的に立ち上がっていく作品になるのですが、ノヴァクという異端審問官の視点に注目しました。彼は周りが追い求める真理への情熱や欲望とは全く別なところ、徹底的に俗世を、現在を生きるんです。でもこの世界の常識を覆す地動説に猛烈に関わっていく。ここを起点に演劇としての血が流れるよう準備していきたいと思っています。

アブシャロム・ポラック コメント

ホリプロを通じて「チ。」という作品とその舞台化の構想に出会ったとき、私は一瞬で心を奪われました。これまで世界中の漫画やグラフィック・ノベルに親しんできましたが、「チ。」はまさに傑作です。この舞台化の旅では、これまで共に創作してきた大切な仲間であるMirai、Songha、Yusuke、Umitaroと再びタッグを組めること、そして新たに情熱あふれる才能豊かな方々とご一緒できることに胸が躍ります。

この物語に舞台で命を吹き込み、新たなお客さまにお届けする一方で、長年のファンの皆さまにはさらに深く没入できる体験をお届けできることは、大きな喜びであり光栄です。舞台版では、「チ。」の魅力を新鮮かつ躍動的に表現し、その輝きを多様なお客さまと分かち合いたいと願っています。

阿部海太郎 コメント

地動説に魅了されてきた人々を想像し、思いを寄せることができるのは大きな喜びです。幼いころ宇宙について考えるのが好きでした。私もまた、測り知れないものに触れることが好きだからです。夜、沈黙の彼方に現れる天体の音楽を想像すること、そして素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと取り組めることをとても楽しみにしています。

エラ・ホチルド コメント

再びアブシャロム・ポラック、そして才能あふれる日本のアーティストたちと共に創作できることを、心から光栄に思います。

疑うことすら許されないものに問いを投げかける恐れと興奮、運命に抗うことの重み、そして世界を動かそうとする者たちの止められぬ衝動。そのすべてを体現するライブ体験を創り上げることに胸が高鳴っています。

窪田正孝 コメント

「私たちの人生はどうしようもなくこの時代に閉じ込められている。それでも、この世に期待したい。」

原作の真理に満ちた文字たちが脳に響き渡ったあの感覚が今でも忘れられません。

「チ。」を舞台で体現できる喜び、スタッフキャストの美しさ。

僕にとって紛れもない正義を与えてもらいました。

持てる全てを曝け出し挑んでいきたいです。

三浦透子 コメント

原作を拝読し、学ぶ自由、疑う自由との戦いに心が震えました。芝居・踊り・歌、様々な表現を通して創る作品の世界を体現できるよう、出来うる限りの心と時間を費やす覚悟です。沢山の方に愛されているこの「チ。」という作品に最大限のリスペクトを持ち、スタッフ・共演の皆様から学びながら、自分の表現を磨いていければと思います。

大貫勇輔 コメント

僕が大好きな漫画である、「チ。」に参加できることが、本当に嬉しいです!

演出のアブシャロムさんと森山未來さんとは「100万回生きたねこ」の初演以来。素晴らしいキャストの方々と、世界初演のこの作品をクリエイションできることにすごく興奮しています! 主人公が何人も出てくるこの入り組んだ作品をどう形にしていくのか。尊敬している長塚圭史さん、海太郎さんの脚本と音楽も今からとても楽しみです。

皆様もきっと観たことないであろう世界、楽しみにしていてください!

吹越満 コメント

だいたいの舞台というものは、大きく3つの種類に分けられる。

例えば、1.10cmは10cmである舞台。2.10cmを2cmとする舞台。3.10cmを1メートルでみせる舞台。4.10cmを50グラムで表現する舞台。5.10cmとは雨に濡れる赤いハイヒールである、な舞台。

んあ? あ、5つか。いや、嘘つきましたすいませんつまりは、種類は無限にあるんでしょう。しかし、嫌いなものをたくさん発見してもしょうがないのです。いつもの慣れたものでお茶を濁すより、無限にあるものの中からまだみぬお気に入りを探す。

アブシャロムさんとの仕事は、そんな感じになるといいです。楽しみです。

成河 コメント

アブシャロムというひとは凄いひとです。凄い役者で、凄い演出家です。「100万回生きたねこ」の時、僕は彼から俳優として身体操作すること、その深み、喜びを学びました。さらに、ねこ先輩である森山未來さんまで一緒とは。まるでご褒美のような気分です。原作のエネルギー迸る作画と、加速力ある物語。このメンバーでなら、未だ誰も足を踏み入れたことのないような舞台化の領域を探索出来ると確信しています。

森山未來 コメント

以前より愛読していた「チ。」を、心から信頼するクリエイター・キャスト陣と共に舞台化できることを嬉しく思っております。いつの世も混沌とした人間世界ではありますが、この作品が、コペルニクス的転回とまでは言わないまでも、みなさまが日々を生きる地球への見方を少しでも変容させるものになることを願っています。

この記事の画像(全2件)

舞台「チ。ー地球の運動についてー」

2025年10月
東京都 新国立劇場 中劇場

2025年11月 ツアー公演あり

スタッフ

原作:魚豊「チ。-地球の運動についてー」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」)
脚本:長塚圭史
演出:アブシャロム・ポラック
音楽:阿部海太郎
振付:エラ・ホチルド

出演

窪田正孝 / 三浦透子 / 大貫勇輔 / 吹越満 / 成河 / 森山未來

公演・舞台情報

読者の反応

一葉 no idea @appa1247

ノヴァク 吹越満さんかなぁ?
ええー 観に行きたいなー
透子さんはヨレンタ?ドゥラカかな?
(((o(*゚▽゚*)o)))

魚豊のマンガ「チ。」舞台化決定、キャストに窪田正孝・三浦透子・大貫勇輔・吹越満・成河・森山未來(コメントあり) https://t.co/PLlWdiAOsL

コメントを読む(69件)

窪田正孝のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 舞台「チ。ー地球の運動についてー」 / 窪田正孝 / 三浦透子 / 大貫勇輔 / 吹越満 / 成河 / 森山未來 / 魚豊 / 長塚圭史 / 阿部海太郎 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします