舞台衣裳家の緒方規矩子が死去、オペラ・演劇・バレエなど多岐にわたる舞台で衣裳手がける

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舞台衣裳家の緒方規矩子が、昨日2月7日に心不全により死去。96歳だった。

緒方は1928年、東京府(現・東京都)生まれ。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)図案科在学中から演劇に傾倒し、学生劇団・アトリエ座に参加。卒業と共に劇団喜劇座を起こす。1952年に関西歌劇団「椿姫」で舞台衣裳家デビュー後に上京し、栗山昌良演出「道化師」「カヴァレリア・ルスティカーナ」などの衣裳デザインを手がけたほか、1957年には外山雄三、岩城宏之、林光、妹尾河童、栗山、佐々木忠次と“スタッフ・クラブ”を結成した。以降、オペラをはじめ、演劇、バレエ、ミュージカル、日本舞踊など、舞台衣裳の先駆者として活躍した。朝日舞台芸術賞特別賞、読売演劇大賞芸術栄誉賞を受賞。著書に「舞台衣裳のデザイン」。

通夜・葬儀は家族にて執り行われ、後日しのぶ会が行われる予定だ。

読者の反応

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木津誠之 @kizupon

緒方先生の衣裳デザイン画は芸術作品として素晴らしいもので、劇世界の人物の芯をびしっととらえ靱やかで、その衣裳を纏うことができたのは、劇界に身を置く自分には光栄の極みでした。
ご冥福をお祈りします。 https://t.co/A8KPnm0RPX

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