2016年に韓国で放送がスタートした「花郎〈ファラン〉」は、新羅時代を舞台に、見目麗しい貴公子たちによる“王を守る精鋭集団・花郎”の友情と愛、そして成長の物語を描くテレビドラマ。初の舞台化となる今回は、脚本を
赤く塗られた階段や屋根、衝立などが設置されたステージでは、アクションやアクロバット、ダンスなどを交えながら、物語がテンポ良く展開。キャストたちは青や赤の色鮮やかな衣裳を翻して踊り、戦うことで、観客を新羅時代の宮廷へといざなった。
ソヌ / ムミョンは、親友の命を奪った者への復讐心から花郎になるキャラクター。和田雅成は剣や素手でのアクションを披露しつつ、力強いまなざしや真っすぐな語り口で、ソヌの意志の強さを体現する。また和田琢磨は、王であることを誰にも明かせないジディ / チヌン王 / サムメクチョンの苦悩を、影のある表情で表現する一方、アロ(
犬猿の仲であるスホとパンリュを演じる
ゲネプロ前の会見には和田雅成、和田琢磨、笹森、田中、磯野、松井、岩田が出席。和田雅成は「ドラマのダイジェスト版にならないよう、キャラクター同士の関係性について話し合いながら作ってきました」と稽古を振り返る。ドラマ版を全話観たという和田琢磨は「どのキャラクターにも名場面があり、舞台化にあたって泣く泣くカットされたシーンも多いです。でも舞台ならではの、凝縮された『花郎』が楽しめると思います」と舞台の出来栄えに自信をのぞかせた。
舞台版の見どころについて田中は「僕自身、パンリュのような役は初挑戦なので隅々まで観てもらえたら」、磯野は「全シーンを楽しんでほしいですが、ヨンシル役の
「共演者のカッコいいところは?」と記者に尋ねられると笹森は、和田雅成が稽古終了後に、殺陣未経験の共演者を付きっきりで教えていたことを明かして「(和田雅成は)アクションもセリフも多くて疲れているはずなのに、汗だくで殺陣を教える姿が素敵でした」と称賛する。また松井は突然、和田琢磨の手を取って報道陣に示しながら「この腕に浮き上がる血管を見てください! 本当にカッコいい!!」と叫ぶ。これを聞いた和田雅成は「シーンの話をしよう?」とツッコみ、笑いを誘った。
また本作が美しい男子を集めた花郎の物語であることにちなみ、登壇者がそれぞれの“美の秘訣”を回答する場面もあった。岩田は「よく笑うこと」、磯野は「睡眠」、笹森は「(美容医療の)ポテンツァ」、和田雅成は「フェイスパック」、和田琢磨は「腸活」、田中は「ドライヘッドスパ」とそれぞれ回答。最後の松井が「今を楽しむこと。このあとのゲネプロも楽しみます! ……でも本当は、鼻うがいです!」と答えると、和田雅成が即座に「何やこいつ! 美しさと鼻うがい関係なくない!?」と切り返し、会場はひと際大きな笑いに包まれた。
締めくくりに和田琢磨が「作品の世界観を余すところなく表現します。ぜひ足をお運びください」、和田雅成が「花郎の一員として、花のように咲き誇りたいと思います」と改めてあいさつし、会見は終了した。
上演時間は休憩20分を含む約3時間。公演は本日1月8日から13日まで東京・THEATER MILANO-Za、17日から19日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで行われる。なお6月11日に、本作のBlu-rayが発売される。
舞台「花郎~ファラン~」
2025年1月8日(水)〜2025年1月13日(月・祝)
東京都 THEATER MILANO-Za
2025年1月17日(金)〜19日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
スタッフ
原作:「花郎<ファラン>」(製作:KBS 演出:ユン・ソンシク、キム・ヨンジョ 脚本:パク・ウンヨン)
脚本:
演出:
出演
ソヌ / ムミョン:
ジディ / チヌン王 / サムメクチョン:
スホ:
パンリュ:
ハンソン:磯野亨
ヨウル:
アロ:
チソ太后:
ヨンシル:
スンミョン王女:
アンジ:
タンセ:高田晃宏
ウィファ:
マンムン:中土井俊允
フィギョン:大谷秀一郎
カンソン:柊木智貴
アンサンブル
山本耕大 / 中内天摩 / 天戸拓磨 / 粂川暁典 / 岩田レイ / 内田敦美
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