恋やアクションが“咲き誇る”!和田雅成・和田琢磨らの舞台「花郎~ファラン~」開幕

4

616

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 176 423
  • 17 シェア

舞台「花郎~ファラン~」が、本日1月8日に東京・THEATER MILANO-Zaで開幕。これに先駆け昨日7日に会見とゲネプロが行われた。なお記事では作品の内容に触れているほか、舞台写真も掲載しているため、ネタバレを避けたい読者は注意してほしい。

左から岩田陽葵、磯野亨、笹森裕貴、和田雅成、和田琢磨、田中涼星、松井健太。

左から岩田陽葵、磯野亨、笹森裕貴、和田雅成、和田琢磨、田中涼星、松井健太。

大きなサイズで見る(全61件)

2016年に韓国で放送がスタートした「花郎〈ファラン〉」は、新羅時代を舞台に、見目麗しい貴公子たちによる“王を守る精鋭集団・花郎”の友情と愛、そして成長の物語を描くテレビドラマ。初の舞台化となる今回は、脚本を赤澤ムック、演出をほさかようが担当し、賤民の村でムミョン(名無し)と呼ばれて育ち、親友の命を奪った者への復讐心から花郎となるソヌ / ムミョン(和田雅成)と、王という身分を隠して花郎となるジディ / チヌン王 / サムメクチョン(和田琢磨)を中心としたストーリーが紡がれる。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。[拡大]

赤く塗られた階段や屋根、衝立などが設置されたステージでは、アクションやアクロバット、ダンスなどを交えながら、物語がテンポ良く展開。キャストたちは青や赤の色鮮やかな衣裳を翻して踊り、戦うことで、観客を新羅時代の宮廷へといざなった。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。[拡大]

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。[拡大]

ソヌ / ムミョンは、親友の命を奪った者への復讐心から花郎になるキャラクター。和田雅成は剣や素手でのアクションを披露しつつ、力強いまなざしや真っすぐな語り口で、ソヌの意志の強さを体現する。また和田琢磨は、王であることを誰にも明かせないジディ / チヌン王 / サムメクチョンの苦悩を、影のある表情で表現する一方、アロ(岩田陽葵)に心惹かれたジディが、彼女に甘えたり、構ってもらおうと無言で挙手し続けたりする健気さも見せ、その演技の落差で観客を和ませた。

犬猿の仲であるスホとパンリュを演じる笹森裕貴田中涼星は、息ぴったりのかけ合いを展開。磯野亨は温厚なハンソンが自らの意志を貫こうとする姿を力強く演じ、ヨウル役の松井健太はエキセントリックな振る舞いの中に優しさをのぞかせる。またソヌとジディから同時に愛されてしまったアロを演じる岩田の、くるくると変わる愛らしい表情にもぜひ注目しよう。

和田雅成

和田雅成[拡大]

和田琢磨

和田琢磨[拡大]

ゲネプロ前の会見には和田雅成、和田琢磨、笹森、田中、磯野、松井、岩田が出席。和田雅成は「ドラマのダイジェスト版にならないよう、キャラクター同士の関係性について話し合いながら作ってきました」と稽古を振り返る。ドラマ版を全話観たという和田琢磨は「どのキャラクターにも名場面があり、舞台化にあたって泣く泣くカットされたシーンも多いです。でも舞台ならではの、凝縮された『花郎』が楽しめると思います」と舞台の出来栄えに自信をのぞかせた。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。[拡大]

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。[拡大]

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。[拡大]

舞台版の見どころについて田中は「僕自身、パンリュのような役は初挑戦なので隅々まで観てもらえたら」、磯野は「全シーンを楽しんでほしいですが、ヨンシル役の中村まことさんの大暴れは特に注目してほしい」とコメント。岩田は「花郎を演じる方々が華やかで熱くて、踊りやアクションなど大活躍されています。皆さん1人ひとり個性のある役柄を演じているので、楽しみにしていてください」とアピールした。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。[拡大]

突然、和田琢磨(左から2番目)の手を取って「この腕に浮き上がる血管を見てください! 本当にカッコいい!!」と報道陣に示す松井健太(右)。

突然、和田琢磨(左から2番目)の手を取って「この腕に浮き上がる血管を見てください! 本当にカッコいい!!」と報道陣に示す松井健太(右)。[拡大]

「共演者のカッコいいところは?」と記者に尋ねられると笹森は、和田雅成が稽古終了後に、殺陣未経験の共演者を付きっきりで教えていたことを明かして「(和田雅成は)アクションもセリフも多くて疲れているはずなのに、汗だくで殺陣を教える姿が素敵でした」と称賛する。また松井は突然、和田琢磨の手を取って報道陣に示しながら「この腕に浮き上がる血管を見てください! 本当にカッコいい!!」と叫ぶ。これを聞いた和田雅成は「シーンの話をしよう?」とツッコみ、笑いを誘った。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。[拡大]

また本作が美しい男子を集めた花郎の物語であることにちなみ、登壇者がそれぞれの“美の秘訣”を回答する場面もあった。岩田は「よく笑うこと」、磯野は「睡眠」、笹森は「(美容医療の)ポテンツァ」、和田雅成は「フェイスパック」、和田琢磨は「腸活」、田中は「ドライヘッドスパ」とそれぞれ回答。最後の松井が「今を楽しむこと。このあとのゲネプロも楽しみます! ……でも本当は、鼻うがいです!」と答えると、和田雅成が即座に「何やこいつ! 美しさと鼻うがい関係なくない!?」と切り返し、会場はひと際大きな笑いに包まれた。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。[拡大]

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。

舞台「花郎~ファラン~」ゲネプロより。[拡大]

締めくくりに和田琢磨が「作品の世界観を余すところなく表現します。ぜひ足をお運びください」、和田雅成が「花郎の一員として、花のように咲き誇りたいと思います」と改めてあいさつし、会見は終了した。

上演時間は休憩20分を含む約3時間。公演は本日1月8日から13日まで東京・THEATER MILANO-Za、17日から19日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで行われる。なお6月11日に、本作のBlu-rayが発売される。

この記事の画像(全61件)

舞台「花郎~ファラン~」

2025年1月8日(水)〜2025年1月13日(月・祝)
東京都 THEATER MILANO-Za

2025年1月17日(金)〜19日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

スタッフ

原作:「花郎<ファラン>」(製作:KBS 演出:ユン・ソンシク、キム・ヨンジョ 脚本:パク・ウンヨン)
脚本:赤澤ムック
演出:ほさかよう

出演

ソヌ / ムミョン:和田雅成
ジディ / チヌン王 / サムメクチョン:和田琢磨
スホ:笹森裕貴
パンリュ:田中涼星
ハンソン:磯野亨
ヨウル:松井健太
アロ:岩田陽葵
チソ太后:大鳥れい
ヨンシル:中村まこと
スンミョン王女:長谷川かすみ
アンジ:富田翔
タンセ:高田晃宏
ウィファ:内田岳志
マンムン:中土井俊允
フィギョン:大谷秀一郎
カンソン:柊木智貴

アンサンブル

山本耕大 / 中内天摩 / 天戸拓磨 / 粂川暁典 / 岩田レイ / 内田敦美

公演・舞台情報
全文を表示
Based on the KBS drama “Hwarang” by Park Eun-Young.Licensed by KBS Media Ltd. (c)Park Eun- Young /2023 KBS/ Avex Pictures Inc. All rights reserved.

読者の反応

  • 4

えいも🧸🐻✨✨ @eimokwaykgasuki

あー
だから膝枕。🤣 https://t.co/Cj8lI1h9wC

コメントを読む(4件)

関連記事

和田雅成のほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 舞台「花郎~ファラン~」 / 和田雅成 / 和田琢磨 / 笹森裕貴 / 田中涼星 / 松井健太 / 岩田陽葵 / 大鳥れい / 中村まこと / 長谷川かすみ の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします