「手の中の林檎」20年以上ぶりに内藤裕敬演出で復活、大旅軍団とのコラボ公演

大旅軍団 第3回酒公演「手の中の林檎」が、11月27日から12月1日まで大阪・ウイングフィールドで上演される。

大旅軍団は、2022年に沖縄・那覇で旗揚げされ、日本全国での公演制覇を目指す団体。メンバーには北野秀気、長山知史、柴野航輝、吉田将が名を連ねる。今回は、南河内万歳一座の内藤裕敬とのコラボ公演となり、1997年に東京のザ・スズナリで初演された「手の中の林檎」を内藤の作・演出で立ち上げる。

内藤は「『手の中の林檎』を描き上げたのは、41歳の時だったと覚えています。当時、高橋克実君、松村雄基君、河野洋一郎に呼び出されて実現した作品でした。翌年に再演して以来、演出していないので20年以上にわたり眠ってました。読み直したら、オモローー！で上演したくなりました。むしろ、今、新しいと感じられます。お楽しみに」と期待を込める。

今回内藤の演出助手を務める吉田は「内藤さんには学生の頃の2年間、みっちりご教授いただきました。恋焦がれ、憧れ続けた内藤さん。僕にとって内藤さんはハマチで雲で国です。逆立しても到底敵わないのなら、いっそ逆の発想で、何か出鱈目でいい加減な方法はないか模索しながら実践する毎日です。師が右で行くなら左で何かサボれないか。師が上で行くなら下で何か出鱈目できないか。と言いつつ…。また我々大旅軍団と内藤裕敬さんのコラボ公演が実現できるよう、今回の手の中の林檎を多くのお客様に楽しんで頂けるよう、様々全力で行動して参ります」と思いを語った。

出演者には、大旅軍団の北野、長山、柴野に加え、南河内万歳一座の市橋若奈、平松美紅、創造Streetの原佑宜、辻千晴が名を連ねた。