大旅軍団は、2022年に沖縄県で旗揚げされ、全国での公演制覇を目指す団体。メンバーには北野秀気、長山知史、柴野航輝、吉田将が名を連ねる。今作では、作・演出を手がける吉田将が自身の生まれ育った街をモチーフにした、“薄暗く、臭く、ろくでもない街”の物語が描かれる。出演者には団員のほか、平川裕作、安部洋花、楠木健吾、矢野渡来偉、平松美紅、宮本秀六、花純あやの、山本真央、原息吹、桑野颯太、たじまはるか、秦穂香、吉田真知子、原口玄、小島東洋が名を連ねた。
吉田将コメント
今回この「ああケンネル」の戯曲を書くにあたって自分が生まれ育った街を相当な時間ふらふら散歩しました。
するとあることに気がつきました。
俺の生まれ育った街は、ろくな場所じゃない。
原付に三人乗りする少年に、
煙草ふかしパンティー丸見えのミニスカ女子高生
カラスと喧嘩するおばはんに
野良犬に吠えられるおっさん
こんな事ならまだ良いが、もっとひどい時がある。
どういうことかと言うと、
カラスと喧嘩するタバコ咥えたミニスカのおっさん。
野良犬に吠え返すパーマなおばはん。
緑のおばはんの胸ぐら掴む紫の少女。
その横で立ちションする怪しげな兄ちゃん。
改めて俺の生まれ育った街を見渡すと目眩がする。
色々な人に「君は変わってる、どこか変」、この類の言葉は嫌と言うほど言われてきたが、何となく今、その理由がわかった気がする。
誰しもが持つ不安や葛藤、成功や挫折を物語にしても、果たしてそれは誰しもが持つ何かなのか?と
それならば僕自身の私的な何かで、はったりと出鱈目をおり混ぜ表現しようと落ち着き「ああケンネル」を書き上げました。
意味を考えるよりも先に行動する。そうでなければ行動までありつけない。まずは出鱈目な一歩を踏み出しそのおかげで開けた世界で息をする。
何もかも効率重視の今、せめて僕が作る演劇ぐらいは効率無視の遠回りなものにしたいと思う。
普段は恥ずかしがり屋な僕ですが、お喋りで口下手な俺ですが、これを読んでくれた人も、劇場に足を運んでくれる人も、公演に関わってくれた人も、最初で最後、まるッとまとめてありがとう。
あとついでに、11歳の時、新世界で、僕の左のこめかみを急に殴ってくれた謎のおっさんも、ありがとう。
大旅軍団 第4回酒公演「ああケンネル」
開催日程・会場
2026年4月3日(金)〜5日(日)
大阪府 大阪市立芸術創造館
スタッフ
作・演出:吉田将
出演
北野秀気 / 長山知史 / 柴野航輝 / 吉田将 / 平川裕作 / 安部洋花 / 楠木健吾 / 矢野渡来偉 / 平松美紅 / 宮本秀六 / 花純あやの / 山本真央 / 原息吹 / 桑野颯太 / たじまはるか / 秦穂香 / 吉田真知子 / 原口玄 / 小島東洋
※学生料金あり。
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大旅軍団の次回作は、“ろくでもない街”の物語「ああケンネル」大阪で(コメントあり)
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