「アテルイ」開幕に富永勇也「熱く、冷静に、繊細に、精一杯にお届けいたします」

「アメツチ公演『アテルイ』」が10月9日に東京・こくみん共済 coop ホール / スペース・ゼロで開幕した。

アメツチは、プロデューサーの安藤匠郎と演出家の山田英真により結成された演劇プロジェクト。山田が脚本・演出を手がける「アテルイ」では、蝦夷の族長アテルイと、朝廷軍の坂上田村麻呂の生き様が描かれる。出演者にはアテルイ役の富永勇也、坂上田村麻呂役の谷佳樹、モレ役の谷水力、幸武役の猪野広樹、⼤伴弟⿇呂役の佐藤アツヒロらが名を連ねた。

開幕に際し富永は「ご観劇くださる皆様に『何か』を感じて頂けるよう、熱く、冷静に、繊細に、精一杯にお届けいたします。『彼等』の生き様を、そして『僕等』の生き様を見届けてください」と語った。公演は10月13日まで行われる。富永のメッセージ全文と、谷、谷水、猪野、佐藤のコメントは以下の通り。

富永勇也 コメント

遂に初日を迎えられるとのこと、まずはわくわくしております。

ご観劇くださる皆様に「何か」を感じて頂けるよう、熱く、冷静に、繊細に、精一杯にお届けいたします。

「彼等」の生き様を、そして「僕等」の生き様を見届けてください。

谷佳樹コメント

舞台「アテルイ」で坂上田村麻呂役を演じさせていただきます、谷佳樹です。

歴史の中で重要な役割を果たした田村麻呂という人物を通じ、彼の勇気や葛藤を深く表現できるよう努めています。

本作の壮大なスケールに負けないよう、全身全霊で挑ませていただきます。

皆様に心から楽しんでいただけるような、そして心に残る熱い舞台をお届けできるように精一杯演じますので、ぜひ劇場に足をお運びください。

谷水力 コメント

ご来場誠にありがとうございます。モレ役谷水力です。

今回本をいただいて、蝦夷の絆や坂上田村麻呂の苦悩など当時の男達の熱い思いや誇りが色濃く描かれていてとてもワクワクしながら稽古に臨みました。

色々な視点で観た時に何が正義なのか様々な解釈ができると思います！

またそれはこの現代にも通ずるものがあると思っています。

千秋楽まで走り抜けますので是非ご助力お願い致します。

猪野広樹 コメント

とにかく殺陣が盛りだくさんな作品となりました。

個人的に久しぶりに刀を振りましたが、演じる「幸武」は作中最強。　

ひとつひとつの動きを楽しんでもらえたらと思います。

そして役者を駆け出した頃立っていたスペースゼロに約10年ぶり？に立てる事、感慨深く思います。

短い公演期間ですが毎公演、大切に演じて参ります。

佐藤アツヒロ コメント

舞台「アテルイ」その物語に生きた人たちが愛おしく思う舞台、その歴史を伝えるべく、この作品に出会ったからこそ、これまでの稽古を通して、キャストとスタッフで積み上げてきたものを信じて、この「アテルイ」を千秋楽まで、皆と頑張りたいと思います。