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「彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-」は、劇作家サイモン・スティーヴンスと、ソングライターのマーク・アイツェルが作を手がけ、2015年にイヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出で初演された作品。作中では、冬のニューヨークを舞台に、34歳のビジネスマン、ウィレムを主人公とした物語が展開する。アムステルダムに住む母親から「弟のパウリが死んだ」と電話がかかってきたウィレムは……。日本初演となる今回は、桐山知也が演出を担当。過去の上演では一人芝居として立ち上げられたが、今回は
上演に向け、スティーヴンスは「『SONG FROM FAR AWAY』が日本それも東京で初めて上演されることは、私にとって本当に大切で大きな意味があります。この戯曲は、見知らぬ街角、大都市における愛の可能性について描いた戯曲です。亡霊たちの存在とそこに生き続ける愛を描いた戯曲です。東京は亡霊のいる街。東京は私が愛してやまない街。東京は見知らぬ街角の街。この戯曲は、音楽がほとんど不可能に思える時の音楽の可能性を描いた戯曲です。東京は音楽の街。この5年間で私が心から愛するようになった東京という街は、この戯曲にぴったりだと思います」「ゴーチ・ブラザーズと(桐山)知也さん、(高田)曜子さんが、私たちのこの大切な戯曲を上演してくれることを想うと、私は、遠く遠く彼方から「うた」を歌いたくなるのです、自分だけのうた──私の心の中の、大切な街へのラブソングを」とコメント。
桐山は「『彼方からのうた』は本当に不思議な作品です。数日の出来事を描きながらも、遥か彼方から綿々と続く時の流れが存在しています。そして、その彼方から聞こえる『うた』は、愛について、愛の可能性についてうたっています。でも、その愛はどこにあるのでしょうか? サイモンさんとマークさんの素晴らしい『うた』に導かれて、素敵なキャストと信頼するクリエイターの皆さんと、それを探す旅に出かけます」と思いを述べた。チケットの一般販売は、6月15日10:00にスタート。
サイモン・スティーヴンス コメント
「SONG FROM FAR AWAY」が日本それも東京で初めて上演されることは、私にとって本当に大切で大きな意味があります。この戯曲は、見知らぬ街角、大都市における愛の可能性について描いた戯曲です。亡霊たちの存在とそこに生き続ける愛を描いた戯曲です。東京は亡霊のいる街。東京は私が愛してやまない街。東京は見知らぬ街角の街。
この戯曲は、音楽がほとんど不可能に思える時の音楽の可能性を描いた戯曲です。東京は音楽の街。この5年間で私が心から愛するようになった東京という街は、この戯曲にぴったりだと思います。
マーク・アイツェルは偉大なソングライターの一人です。そして彼は、いつも私を「書きたい」という気持ちにさせてくれる作家。このコラボレーションは私にとってかけがえのないものなのです。
この5年間を通じ、ゴーチ・ブラザーズは、私にとって信頼してやまないプロデューサーでありコラボレーターとなりました。ゴーチ・ブラザーズと(桐山)知也さん、(高田)曜子さんが、私たちのこの大切な戯曲を上演してくれることを想うと、私は、遠く遠く彼方から「うた」を歌いたくなるのです、自分だけのうた──私の心の中の、大切な街へのラブソングを。
桐山知也コメント
2022年の「仙台カルティベイト・キャンプ」で、この「彼方からのうた」の幾つかのシーンを試しました。上演が想定されていなかったせいか、参加者のみんなが失敗を恐れることなく、自由な雰囲気のなかで幾つものアイデアを試しながら、作品について考えた有意義な日々でした。ぼくにとっては、少し大袈裟な言い方ですが、次の地平が拓けたような経験でした。そこで発見したアイデアや劇場表現への向き合い方を、今回の上演で結実させられればこんなに嬉しいことはありません。「彼方からのうた」は本当に不思議な作品です。数日の出来事を描きながらも、遥か彼方から綿々と続く時の流れが存在しています。そして、その彼方から聞こえる「うた」は、愛について、愛の可能性についてうたっています。でも、その愛はどこにあるのでしょうか? サイモンさんとマークさんの素晴らしい「うた」に導かれて、素敵なキャストと信頼するクリエイターの皆さんと、それを探す旅に出かけます。
彼方からのうた -SONG FROM FAR AWAY-
2024年8月2日(金)〜13日(火) ※公演終了
東京都 吉祥寺シアター
スタッフ
作:サイモン・スティーヴンス / マーク・アイツェル
翻訳:高田曜子
演出:桐山知也
出演
※高田曜子の「高」ははしご高が正式表記。
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