「峠の我が家」は、
仲野は、2011年上演の「国民傘」以来、岩松の作・演出作品に5回出演してきたが、単独主演を務めるのは今回が初めてのこと。二階堂が岩松作品に出演するのは、2013年上演の「不道徳教室」以来となる。岩松は「二階堂ふみには、女子高生(「不道徳教室」)から、人妻への成長を、仲野太賀には、逸脱する男の色気を期待してます」とコメント。仲野は「二階堂さんをはじめとする素敵なキャストの皆さんと、『やっぱり岩松さんやばいね…!!』なんて言いながら、稽古場でのたうち回る日々が今から楽しみでなりません」、二階堂は「初舞台でご一緒した太賀くんと、岩松さんの紡ぐ言葉をお届けできるよう頑張りたい」とそれぞれ意気込みを述べた。
なお本作は、東京のほか、新潟・宮城・富山・愛知・広島・岡山・大阪でも上演される。東京公演のチケットの一般販売は、8月24日にスタート。
岩松了コメント
峠にある家。それは社会から逸脱しているようにも見え、堅固に家を守ろうとしているようにも見える。その家に嫁いだ女は自身の居場所を見つけられずにいる。そしてその峠を越すために家に立ち寄ることになった男の自分を偽ろうとするその苦悩に激しい感動を覚え、恋に落ちる。
峠は文字通り、人が越えようとする自身の高みの形象なのかもしれない。
二階堂ふみには、女子高生(「不道徳教室」)から、人妻への成長を、仲野太賀には、逸脱する男の色気を期待してます。
仲野太賀コメント
岩松了さんの演劇に出演するのは、僕にとってとても特別な経験です。
M&O playsプロデュース作品「国民傘」に出演してから13年程経ちました。当時からある岩松作品への憧れは近づくほどに輝きを増し、その背中の大きさを知れば知るほど、遠のいていくような感覚があります。
二階堂さんをはじめとする素敵なキャストの皆さんと、「やっぱり岩松さんやばいね…!!」
なんて言いながら、稽古場でのたうち回る日々が今から楽しみでなりません。
二階堂ふみコメント
岩松さんの舞台に出させて頂くのは、11年ぶりになります。何年経っても岩松さん書かれた言葉は身体に残っていて、時たま口に出してみたりしてました。(ソバコが鳴いてる…)
今回はどのようなお話になるのでしょうか。筆は進んでいるのでしょうか。
初舞台でご一緒した太賀くんと、岩松さんの紡ぐ言葉をお届けできるよう頑張りたいと思います。
M&O playsプロデュース「峠の我が家」
2024年10月25日(金)〜11月17日(日) ※公演終了
東京都 本多劇場
スタッフ
作・演出:
出演
※東京公演のほか、新潟・宮城・富山・愛知・広島・岡山・大阪公演あり。
関連記事
茅ヶ崎映画祭の中の人 @sakananzaka
第12回茅ヶ崎映画祭のトークゲストとしてお招きした岩松了さんの新作舞台の公演が決定しました。この秋、下北沢などで上演予定です。
https://t.co/DrtmrxyIy8