芸術選奨文部科学大臣賞に片岡愛之助・山西惇、新人賞に「らんまん」長田育恵ら

文化庁が主催する令和5年度（第74回）芸術選奨の受賞者が発表された。

演劇部門では、文部科学大臣賞を歌舞伎俳優の片岡愛之助、俳優の山西惇、新人賞を演出家の生田みゆき、歌舞伎俳優の中村勘九郎が受賞。愛之助は「夏祭浪花鑑」ほかの成果、山西は 「エンジェルス・イン・アメリカ」ほかの成果、生田は「占領の囚人たち」ほかの成果、勘九郎は「大江山酒呑童子」ほかの成果が認められ受賞に至った。さらに放送部門の新人賞では、NHK連続テレビ小説「らんまん」の成果が認められ、劇作家の長田育恵が選ばれた。

また舞踊部門では、バレエ振付家の鈴木稔と日本舞踊家の吉村古ゆうが文部科学大臣賞、バレエダンサーの秋山瑛と速水渉悟が新人賞を獲得。芸術振興部門では、長野県上田市に民間文化施設・犀の角を開館させた舞台芸術プロデューサーの荒井洋文が文部科学大臣賞、「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」共同ディレクターの川崎陽子が新人賞に輝いた。