舞台「未来少年コナン」コナン役に加藤清史郎、椎名桔平がおじい&ラオ博士の2役

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宮崎駿の初監督作アニメーション「未来少年コナン」をもとにした舞台「未来少年コナン」のキャスト第1弾が発表された。

上段左から加藤清史郎、成河、門脇麦、宮尾俊太郎、今井朋彦、椎名桔平。

上段左から加藤清史郎、成河、門脇麦、宮尾俊太郎、今井朋彦、椎名桔平。

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コナン役に加藤清史郎、コナンの相棒・ジムシー役に成河、コナンと出会い葛藤しながら心が揺れ動くモンスリー役に門脇麦、どこか憎めない自由を求める海の男・ダイス船長役に宮尾俊太郎、コナンと対峙する影の独裁者・レプカ役に今井朋彦、そしてコナンの育ての親・おじいと、ラナの祖父・ラオ博士の2役に椎名桔平がキャスティングされた。また、作詞を詩人の大崎清夏が担当することも決定した。

併せて、各キャストのコメントと、原作アニメーションを制作した日本アニメーションの平塚仁美取締役・国際部部長 / 同プロジェクトリーダー、石川和子代表取締役社長のコメントが到着。加藤は「本当の太陽に育まれた少年コナン、本当の意味であのタンクトップと短パンが似合うように、そして、今の時代を生きる皆様にこそ観ていただきたい、そう胸を大きく張って言うことができる『未来少年コナン』を作り、お届けするために精一杯精進致します。最後に、本っ当に楽しみです!」と期待を語った。

宮崎駿監督の「未来少年コナン」は、アレグサンダー・ケイの小説「残された人びと」を原作に、1978年に放送されたテレビアニメーションシリーズ。作中では、最終戦争後の荒廃した地球を舞台に、恐れを知らない野生児コナンが、権力にしがみつく人間たちに立ち向かう冒険譚が展開した。舞台版では、既報の通り、インバル・ピントとダビッド・マンブッフが演出を手がけ、芝居に加え、ダンスや歌、音楽を織り交ぜた作品を立ち上げる。また、脚本を伊藤靖朗、振付・美術をピント、音楽を阿部海太郎が担当する。

本作は5月28日から6月16日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスで上演されたあと、ツアー公演が行われる。東京公演のチケットの一般販売は3月21日にスタート。なお東京の一部公演では、舞台スタッフがピントの舞台美術を解説する「ステージセット解説イベント」を開催。同イベント後には、セットの裏側や舞台に登場する道具類を間近で見られる「舞台見学ツアー」も実施される。イベントの詳細は公式サイトで確認しよう。

加藤清史郎コメント

コナン役の加藤清史郎(左)。

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まず、この素敵な出会いに感謝です。

僕は「未来少年コナン」が本当に大好きになりました。素敵な方々によって手がけられたこの大好きな作品をこんなにも素敵な方々と一緒に舞台化させていただけること、心より嬉しく思うと同時に、とっっっても緊張しています。笑

ですが! 本当の太陽に育まれた少年コナン、本当の意味であのタンクトップと短パンが似合うように、そして、今の時代を生きる皆様にこそ観ていただきたい、そう胸を大きく張って言うことができる「未来少年コナン」を作り、お届けするために精一杯精進致します。

最後に、本っ当に楽しみです!

成河コメント

ジムシー役の成河(左)。

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またインバルの作品に参加させていただけることが何よりも嬉しいです。座組も新旧入り混じり、新しい挑戦の始まりにワクワクしています。知り合いに「コナンやるんだよ」と言うとまず確実に名探偵かと思われるのですが、違います。未来少年です。インバルが宮崎駿ファンなのは聞いていましたが、まさかそこかと唸りました。まだまだ稽古前なので妄想ばかり膨らむ毎日ですが、インバルにしか出来ない、インバルらしい作品に仕上がるよう、そして原作ファンの方々にインバルの事が大好きになってもらえるよう、座組一丸となって、細部にまでこだわった創作に励みたいと思います。

門脇麦コメント

モンスリー役の門脇麦(左)。

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こんなに早くインバルとまた仕事ができるなんて! 海太郎さんとまたご一緒できるなんて!あのコナンと舞台上で会えるなんて! 幸せづくしで夢心地です。

高い壁と向き合う日々が始まろうとしていますが、心強い仲間たちとともに楽しみながら乗り越えていこうと思います。

宮尾俊太郎コメント

ダイス役の宮尾俊太郎(左)。

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子供の頃に大好きだった未来少年コナン、そして今も大好きな宮崎駿さんの作品に関われることを大変嬉しく思います。あの世界を演出のインバル・ピントさんをはじめ今回のチームで一体どんな形になっていくのか楽しみです。どんな時代も力強く生き抜く人間の性根を表現できたらと思います。

今井朋彦コメント

レプカ役の今井朋彦(左)。

レプカ役の今井朋彦(左)。[拡大]

インバルとの創作は「100万回生きたねこ」以来、2度目になります。

前回の稽古場の印象は「雑然」でした。

舞台でダンスの振付けが始まったかと思うと、ピアノのそばでは歌の練習が始まり、別の一角では芝居の稽古が始まる……しかも同時並行で(笑)。

まるでクラフト工房のように、それぞれのパーツを、それぞれの職人があちこちで作っている。やがてそれらが劇場という空間でひとつになる。そんな工程を共にした感覚があります。今回はどんなパーツを、どんなオーダーで作ることになるのか、今から楽しみです。

椎名桔平コメント

おじい役とラオ博士役を兼任する椎名桔平(左)。

おじい役とラオ博士役を兼任する椎名桔平(左)。[拡大]

2018年の舞台「レインマン」でご一緒したプロデューサーから、大好きな演出家だと聞かされて観劇した舞台が事の始まりでした。

村上春樹さんの原作を舞台化したその作品は、歌やダンスを積極的に取り入れた演出でファンタジーに溢れていました。その演出家のインバル・ピントさんの新作に参加が決まり、今からワクワク&ドキドキです。

そして今回、宮崎駿さんの「未来少年コナン」を舞台化するという。

名作なのは勿論、今の時代だからこそ胸に突き刺さる「新たな物語」として、皆さんにお届け出来たらと思っています。

平塚仁美コメント

「『未来少年コナン』を舞台に……」というお話を、ホリプロご担当者様よりいただいた時には、大変嬉しく思い、「どのような舞台になるのだろう?」と胸が躍りました。その直後、社会は「コロナ禍」に覆われ、ライブエンターテインメントにとって厳しい時間が経過していきましたが、ホリプロスタッフの皆様による熱意が、インバル・ピントさんとダビッド・マンブッフさんがタッグを組むという、この上ないスタッフ・キャストによる舞台企画として、ここに実を結ぶ形になりました。開発初期に伺った「歳月を経ても色褪せないエバーグリーンな舞台を目指したい」という言葉が今でも思い出されます。関係者の皆様には、心より感謝しております。早くも、仕事を忘れてひとりの観客として楽しみたいという思いでいっぱいです。

石川和子コメント

未来少年コナン」舞台化 ありがとうございます。アニメーションに携わってくださった宮崎監督をはじめとしたスタッフの皆様、さらにホリプロご担当様をはじめ、舞台化に尽力くださった皆様に厚く御礼申し上げます。2025年の弊社創業50周年を前に、身が引き締まるような思いで、舞台化ニュースを伺いました。

未来少年コナン」には、この作品でなければお届け出来ない元気なメッセージが宿っていると思います。

その元気がステージできっと花開くことだと信じています。

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舞台「未来少年コナン」

2024年5月28日(火)~6月16日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
※ツアー公演あり。

原作:日本アニメーション制作「未来少年コナン
脚本:伊藤靖朗
演出・振付・美術:インバル・ピント
演出:ダビッド・マンブッフ
音楽:阿部海太郎
作詞:大崎清夏

キャスト

コナン:加藤清史郎
ジムシー:成河
モンスリー:門脇麦
ダイス:宮尾俊太郎
レプカ:今井朋彦
おじい / ラオ博士:椎名桔平
ほか

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