串田和美らフライングシアター自由劇場「仮面劇・預言者」東京でスタート

フライングシアター自由劇場「仮面劇・預言者」が去る12月5日に東京・高田馬場 ラビネストにて開幕した。

これは串田による新作舞台。スワヴォーミル・ムロージェク「予言者」を原作に、串田の上演台本・演出・美術にて作品を立ち上げる。演者には大森博史、真那胡敬二、井内ミワク、近藤隼、串田十二夜、柳本璃音、串田和美が名を連ねた。

開幕に際し串田は「12月5日にフライングシアター自由劇場としての最初の公演『仮面劇・預言者』の幕を開けた。舞台の構想は新しい状況を迎えた今年の春に思いつき、夏から秋にかけてさまざまな思いを巡らせながら上演台本をつくった。その間、久しぶりの自主的公演を行うための様々な準備や心構えをしなければならなかった。今の状況に相応しい劇場や稽古場を探すことや、キャスティング、予算だて。それら全てのことはかなり苦労したのだが、公演の幕が開いた今、遠い昔のような気分だ。今毎日観客の前で7人の俳優が仮面を付けたり外したりしながら、嬉々として演じている。そしてこの作品の意図、願いは確実に観客に伝わっていることを確信している」とコメントした。

東京公演は12月12日まで。本公演はその後、15日から17日まで長野・信毎メディアガーデンでも行われる。