ミュージカル「赤と黒」開幕に三浦宏規「この人達と一緒なら初日も全く怖くない!」

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三浦宏規らが出演する「フレンチロックミュージカル『赤と黒』」が、本日12月8日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕する。それに先駆け、昨日7日に公開ゲネプロが行われた。

「フレンチロックミュージカル『赤と黒』」ゲネプロより。

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「フレンチロックミュージカル『赤と黒』」ゲネプロより。

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ジェイミー・アーミテージが演出する本作は、フランスの文豪スタンダールの「赤と黒」をフレンチロックに乗せて描くミュージカル。舞台はナポレオンによる帝政が崩壊し、王政復古の世を取り戻したフランス。小さな町ヴェリエールで、貧しい製材屋の末息子として育った美青年ジュリアン・ソレル(三浦宏規)は、町を支配するブルジョワへの激しい憎悪に燃えていた。聖職者になって出世しようとする彼は、レナール家の家庭教師の職を手にしたが、町長夫人ルイーズ・ド・レナール(夢咲ねね)と禁断の恋に溺れる。しかしその秘密は暴かれてしまい、ジュリアンは町を出ることに。パリに行ったジュリアンが出会ったのは、ラ・モール侯爵(川口竜也)の令嬢、マチルド・ド・ラ・モール(田村芽実)。彼女との関係もまた彼の運命を狂わせていき……。

ステージは三方が高い壁で囲まれている。壁にはヨーロッパの貴族の屋敷を思わせる装飾が施されているが、壁紙がはげてレンガが露出した上手と下手の壁上方には、金属パイプや照明がむき出しで設置されている。また後方の壁の一部には紗幕が張られており、楽曲が始まると幕の向こうに明かりがついて、壁の後ろで演奏するバンドメンバーのシルエットを映し出した。

「フレンチロックミュージカル『赤と黒』」ゲネプロより。

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オープニングで後方の壁の扉が開くと、そこにはストーリーテラーのジェロニモ(東山義久)が。赤と黒の衣裳をまとったダンサーを従えたジェロニモは、時代背景やジュリアンの境遇を歌って観客を物語の世界へといざなった。

「フレンチロックミュージカル『赤と黒』」ゲネプロより。

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三浦は、一見寡黙だが、内に野心を秘めたジュリアンを、強いまなざしと情熱的な歌、ダンスで立ち上げる。夢咲は信心深く貞淑なルイーズを優雅な身のこなしで演じ、きっぱりとした口調でルイーズの意思の強さを表現。田村は力強い歌声で観客を魅了しつつ、相手を試すようないたずらっぽい微笑みを浮かべ、聡明で高慢な令嬢・マチルドを体現した。

「フレンチロックミュージカル『赤と黒』」ゲネプロより。

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またジュリアンとルイーズの秘密を暴くムッシュー・ヴァルノ役を演じるのは駒田一。駒田はコミカルな振る舞いで観客を笑わせつつ、緩急ある演技でヴァルノの怒りや憎悪をのぞかせた。

「フレンチロックミュージカル『赤と黒』」ゲネプロより。

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「フレンチロックミュージカル『赤と黒』」ゲネプロより。

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ゲネプロに際し、演出のアーミテージは「キャストの皆様一人一人が、心震わせる上質な作品を作るために懸命に取り組んできてくれました。私はすべてのキャストの皆様そして最高のチームの皆様を誇りに思います」とコメント。三浦は「演出家のジェイミーを筆頭に信頼のクリエイター陣、強烈な個性を放つ出演者、最高にロックなバンドメンバー、そしてそれらを全て支えてくださるスタッフの皆様。この人達と一緒なら初日も全く怖くない! なんなら初日より怖い関係者が沢山いるゲネプロだって怖くない!笑 そう思える方々と出会えたことを今とても幸せに感じています」とカンパニーに厚い信頼を寄せた。

東京公演は12月27日まで行われ、その後本作は1月3日から9日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティでも上演される。

ジェイミー・アーミテージ コメント

私たちが作った新バージョンの「赤と黒」を楽しんでいただけることを願っています。

私たちはこの美しい物語の核心に迫るスリリングな作品にしたいと思い、お芝居、歌、そしてダンスそれぞれに焦点を当てて素晴らしいキャストの皆様と創作してきました。キャストの皆様一人一人が、心震わせる上質な作品を作るために懸命に取り組んできてくれました。

私はすべてのキャストの皆様そして最高のチームの皆様を誇りに思います。本日はお越しいただき有難うございます。

三浦宏規 コメント

本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。ジュリアン・ソレルを演じます三浦宏規です。ようやくこの日がやって参りました!

演出家のジェイミーを筆頭に信頼のクリエイター陣、強烈な個性を放つ出演者、最高にロックなバンドメンバー、そしてそれらを全て支えてくださるスタッフの皆様。

この人達と一緒なら初日も全く怖くない! なんなら初日より怖い関係者が沢山いるゲネプロだって怖くない!笑 そう思える方々と出会えたことを今とても幸せに感じています。

この作品は19世紀初頭、ナポレオン失脚後、王政復古の時代となったフランスが舞台のお話です。それが現代を生きる皆様の目にどう映るのか。何を感じ取っていただけるのか。

様々な感想を是非記事にしていただければと思います。

酷評の方はですね、私、凹んでしまうので、ほどほどにしていただけましたら幸いです。笑

それでは、どうぞ「赤と黒」の世界をお楽しみください。

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「フレンチロックミュージカル『赤と黒』」

2023年12月8日(金)~27日(水)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

2024年1月3日(水)~9日(火)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

上演台本・訳詞:福田響志
演出:ジェイミー・アーミテージ
出演:三浦宏規 / 夢咲ねね田村芽実東山光明川口竜也 / 東山義久駒田一 / 遠藤瑠美子、池尻香波 / 斎藤准一郎、竹内真里、今野晶乃、増山航平、高橋莉瑚、松平和希、荒川湧太、吉井乃歌
スウィング:齋藤桐人

※高橋莉瑚の「高」ははしご高が正式表記。

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※初出時、人名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

読者の反応

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しん(Singh) @SinghSusumu

赤と黒、初日おめでとうございます!楽しみです!

#田村芽実 https://t.co/xSxicY4WK7

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