母と娘の物語描く、勢古尚行のせこごと新作は「カントリーロード」

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せこごと第三回公演「カントリーロード」が12月1日から4日まで、東京・新宿眼科画廊 地下スペースにて上演される。

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せこごとは勢古尚行が主宰する個人ユニット。第3回公演となる今回は、母・信子と二人暮らしする百加の物語を送る。保育士として家計を支える百加は、祖母の楓によって育てられた。しかし2カ月前に楓が昏睡状態に陥ったため、百加が家事を引き継ぐことになり……。

上演に向けて勢古は「脚本を書いていて思うことがある。全てを取っ払ったら自分のために書いているのだけど、もう少し丁寧に考察すると、自分の周りにいる人へのメッセージ? 感謝? でもある」と言い「最近、結婚したり、妊娠したりした人がいるので、脚本じゃなく直接お祝いを言ってみようと思う。生まれてきてくれてありがとう。ついでに、ただ単に生きている人にも。生まれてきてくれてありがとう。みんな尊い」とコメントした。

勢古尚行コメント

脚本を書いていて思うことがある。全てを取っ払ったら自分のために書いているのだけど、もう少し丁寧に考察すると、自分の周りにいる人へのメッセージ? 感謝? でもある。わたしはリアルでもネットでも、人と喋るのが嫌いであり好きであり、で何か相手の価値観に影響を及ぼしてやろうという邪心を持っている。だけどそんなのは結局上手くいかず、相手に圧倒的な他者を感じ、伝わらない、徒労に終わる。正直よく分からん。だからまた同じことを繰り返し繰り返し、書いて書いて、好きにやるしかない。

最近、結婚したり、妊娠したりした人がいるので、脚本じゃなく直接お祝いを言ってみようと思う。生まれてきてくれてありがとう。ついでに、ただ単に生きている人にも。生まれてきてくれてありがとう。みんな尊い。

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せこごと第三回公演「カントリーロード」

2023年12月1日(金)~4日(月)
東京都 新宿眼科画廊 地下スペース

脚本・演出:勢古尚行
出演:大数みほ、河原邦恵、澤田萌、白川哲次、花戸祐介、森環

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