劇団印象-indian elephant-の
これは文化庁新進芸術家海外研修制度において、イギリスで研修を行った鈴木が、成果を発表すべく行う公演。鈴木が書き下ろした「みえないくに」では、架空の国・グラゴニアの言葉を巡って翻弄される女性たちの姿が描かれる。出演者には
上演に際し鈴木は「ロシアとウクライナの戦争が起こり、『ロシア語』それ自体が悪者のようになり、ロシア語の翻訳者たちも、『裏切り者』のように扱われた時期があった。二つの言語を行き来することができる翻訳者という存在は、危機が起こると、どちらの側からも敵側にいるように見え、板挟みになってしまう。これは、古くから繰り返されてきたことなのだと思う。本作では、翻訳者の中でも、マイナー言語の翻訳者を題材にした。遠く、馴染みの薄い、異国の物語や状況を日本語に翻訳してくれる存在が、僕らに何をもたらしてくれているのか。そのことに思いを馳せてみたかったのだ」と語っている。
チケットの一般販売は12月1日にスタート。鈴木のコメント全文と、壮、岡、土居からのコメントは以下の通り。
鈴木アツト コメント
イタリア語には「Traduttore, traditore」(トラドゥットーレ・トラディトーレ)という、ことわざがある。「翻訳には誤訳がつきもの」という意味だが、直訳は「翻訳者は裏切り者」(この語は、ヴェネツィア共和国とオスマン帝国の関係の中で生まれたという説がある)。
ロシアとウクライナの戦争が起こり、「ロシア語」それ自体が悪者のようになり、ロシア語の翻訳者たちも、「裏切り者」のように扱われた時期があった。二つの言語を行き来することができる翻訳者という存在は、危機が起こると、どちらの側からも敵側にいるように見え、板挟みになってしまう。これは、古くから繰り返されてきたことなのだと思う。
本作では、翻訳者の中でも、マイナー言語の翻訳者を題材にした。遠く、馴染みの薄い、異国の物語や状況を日本語に翻訳してくれる存在が、僕らに何をもたらしてくれているのか。そのことに思いを馳せてみたかったのだ。
壮一帆コメント
この度「みえないくに」に出演いたします、壮一帆です。
久々のストレートプレイでこの作品が持つメッセージ性や奥深さを、今の私がどこまで表現できるのか。
多少の不安はありますが、まっさらな気持ちで挑み、演出の鈴木アツトさん色にどっぷり浸かってしっかり染まっていきたいと思います。
短い公演期間ではありますが、しっかり集中してこの作品の中に根をおろして立つことができるよう頑張ります。
岡千絵 コメント
“みえないくに”の脚本を読んでから聞こえてくる言葉、ニュース、が全て新しいものに感じます。みえないものをみようとする事を怠っていた自分やみえているものに安心し頼って生きている自分にハッとさせられる日々でもあります。作、演出の鈴木アツトさんはじめ、土居裕子さん、壮一帆さんほか、素晴らしいスタッフキャストの皆様と、この作品を作り上げて行ける事に、とても興奮しています。
土居裕子コメント
みえないくに。
この舞台のお話をいただいてから、世界が目まぐるしく変わっていっている気がします。どんどん加速している! 大丈夫?? 作者であり演出をなさる鈴木アツトさんは、こんな今を、どこか頭の片隅に想像していたのだろうか? すごいぞ! そんな中で、「言葉」という、人が持つ最大で最高のコミュニケーションツールを大切にしている。これもすごいな。共演のみなさんも魅力溢れる方ばかりでとても楽しみです。テーマである「言の葉」をいっぱい繁らせて、心をひとつにして、皆様に届く作品にしていきたいなと。まだ稽古前ですが漠然と考えています。
「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁 海外研修の成果公演「みえないくに」
2024年1月18日(木)~21日(日)
東京都 東京芸術劇場シアターイースト
作・演出:
出演:
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リンク
中村福助 @fukusuke9_
よろしくお願いします🙇
『みえないくに』
【公演日程】 2024年1月18日(木)~21日(日)
【劇場】#東京芸術劇場シアターイースト
【作・演出】#鈴木アツト
【出演者】#壮一帆 #岡千絵 #井上一馬 #玉置祐也 #田中愛実 #大川永 #森山真衣(
#土居裕子
サイト🔽
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