「欲望という名の電車」に沢尻エリカ・伊藤英明ら、演出の鄭義信「台詞と格闘しようと思う」

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沢尻エリカが主演を務める舞台「欲望という名の電車」が、来年2月10日から18日まで東京・新国立劇場 中劇場、22日から25日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。

舞台「欲望という名の電車」メインビジュアル

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本公演では、テネシー・ウィリアムズの「欲望という名の電車」を、小田島恒志の翻訳、鄭義信の演出で立ち上げる。舞台はアメリカ南部のニューオーリンズ。“欲望”という名の電車に乗って、“墓場”という電車に乗り換え、“天国”と呼ばれる猥雑な下町に降り立ったブランチ・デュボアは、妹のステラ・コワルスキーを訪ねる。姉妹は南部の地主の家に生まれ、裕福な少女時代を過ごしていた。しかし実家の大農園を失ったブランチは、妹とその夫スタンリー・コワルスキーが暮らす質素な部屋に身を寄せ……。

出演者にはブランチ役の沢尻、スタンリー役の伊藤英明、ステラ役の清水葉月、ブランチに好意を抱くミッチ役の高橋努のほか、青木さやか福田転球中村まこと久保酎吉うらじぬの青木瞭が名を連ねた。

上演に際し、鄭は冒頭のブランチのセリフを引用しながら「心がグラグラしてしまう。磁石のように惹きつけられてしまう」と言い、「あらためて読みかえしてみると、テネシー・ウィリアムズが劇中に散りばめた台詞のどれもが、蛇のようにまとわりついてくる。夢の中までも、追いかけてきそうである。この魅惑的で、危険な台詞とどう対峙していくのか、そして、ニューオリンズの蒸し暑く、湿った街の匂いをどう再現すればいいのか……課題は山積みだ」とコメント。続けて「高慢な中に孤独の影を感じさせる沢尻エリカさんと、柔らかな心を硬い肉体で包み隠そうとしているかのような伊藤英明さんをはじめとする、心強い俳優たちと、深い密林をかき分けるかのように、テネシー・ウィリアムズの台詞と格闘しようと思う」とコメントした。チケットの一般販売は12月17日10:00にスタートする。

鄭義信コメント

ついに手を出してしまった! 大名作である! テネシー・ウィリアムズである! 「欲望という名の電車」である! これまで、数々の名演出家が挑んできた。僕のようなものが、しゃしゃり出てくる作品ではないのだ。それでも、冒頭のブランチの「『欲望』という名の電車に乗って、『墓場』という電車に乗り換えて、六つ目の角で降りるように言われたんだけど……そこが、『天国』だよって」という台詞に、心がグラグラしてしまう。磁石のように惹きつけられてしまう。そして、最後の台詞も……。

あらためて読みかえしてみると、テネシー・ウィリアムズが劇中に散りばめた台詞のどれもが、蛇のようにまとわりついてくる。夢の中までも、追いかけてきそうである。この魅惑的で、危険な台詞とどう対峙していくのか、そして、ニューオリンズの蒸し暑く、湿った街の匂いをどう再現すればいいのか……課題は山積みだ。

高慢な中に孤独の影を感じさせる沢尻エリカさんと、柔らかな心を硬い肉体で包み隠そうとしているかのような伊藤英明さんをはじめとする、心強い俳優たちと、深い密林をかき分けるかのように、テネシー・ウィリアムズの台詞と格闘しようと思う。

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舞台「欲望という名の電車」

2024年2月10日(土)~18日(日)
東京都 新国立劇場 中劇場

2024年2月22日(木)~25日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール

作:テネシー・ウィリアムズ
翻訳:小田島恒志
演出:鄭義信
出演:沢尻エリカ / 伊藤英明 / 清水葉月高橋努青木さやか福田転球中村まこと久保酎吉うらじぬの青木瞭 ほか

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読者の反応

macoto @higejoyou

イカねば♡

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