アパートの1室で描く“普遍的な愛”、五戸真理枝「メモランダム No.136」に綾凰華・宇佐卓真ら

文学座の五戸真理枝が演出を手がける、リーディングアクト「メモランダム No.136」が、12月16日から24日まで東京・紀伊國屋ホールで上演される。

これは、フランスの作家・脚本家のジャン＝クロード・カリエールによる戯曲「L' AIDE MEMOIRE」 を原作に、五戸がリーディングアクトとして立ち上げるもの。劇中では、フランス・パリのアパートの1室を舞台に、部屋の主であるジャン＝ジャックと、そこへ訪ねてきた女・スザンヌによる、4日間の“普遍的な愛”の物語が展開する。出演者のペアは公演により異なり、ジャン＝ジャック役を宇佐卓真、佐奈宏紀、瀧澤翼（円神）、別府由来、スザンヌ役を綾凰華、小山内花凜、汐谷友希、野本ほたるが回替わりで演じる。

五戸は「この物語には、根源的な人と人とのコミュニケーションの姿が、楽しく、切なく描かれています。なので、人間のコミュニケーションをそのまま見せるストレートプレイの真の魅力とは、一体どこにあるのか。そんな根源的なことを話し合うところから作品作りを始めています。キャストには、次世代の演劇界を背負っていくという意欲と情熱に溢れる8名に集まっていただきました。対話の中で私がすでに感じている出演者の皆さんのはつらつと輝くエネルギーも、お客様に感じていただけるよう、生き生きとしたリーディングアクトを目指します」と語った。

チケットの一般発売は11月25日10:00にスタート。