Jr.5「明けない夜明け」幕開け、小島藤子「皆様にとって意味を持つ作品になっていたら」

演劇企画集団Jr.5（ジュニアファイブ）「明けない夜明け」が、去る7月14日に東京・東京芸術劇場 シアターウエストで開幕した。

演劇企画集団Jr.5は、2000年にスタジオライフに入団した5期生によって立ち上げられた団体。「明けない夜明け」は、昨年上演された「白が染まる」に続く物語で、2002年に福岡県久留米市で起こった看護師4人による保険金連続殺人事件をモチーフにした物語が展開する。作・演出をJr.5の小野健太郎が担当する。

主人公で物語の軸となる三姉妹の次女・恵役を演じる小島藤子は「全キャスト、スタッフの皆様と舞台初日を迎えられることを何よりも嬉しく思います。大なり小なり人は何かの闇を抱えていてその痛みは結局自分自身にしかわからない。それでも必ずどこかに寄り添ってくれる人がいるのではないかとこの役を通して感じました。皆様にとって何かしらの意味を持つ作品になっていたら嬉しいです」とコメント。

三女・茉菜役の吉本実憂は「無事、開幕致します。稽古期間を通して藤子さん、誠子さんと気を使わないような関係性になり、姉妹になれてる気がします。10公演、感情が混ざり合う環境を楽しんで、お客様にちゃんと届く作品になるよう精一杯頑張ります」、長女・愛役の誠子は「私は初めての舞台でのお芝居なので、ドキドキとワクワクで胸がいっぱいです。藤子と実憂が本当の妹のように可愛いです。この舞台がきっかけで、二人と出会えた事が嬉しいです。たくさんの方に楽しんで頂ける舞台になるように、頑張ります」とコメントした。

そのほかの出演者には、鈴木勝大、成田沙織、岩瀬亮、石森咲妃、鷲見友希、井筒しま、赤松真治、佐藤達、宮田早苗、小野、奥田努が名を連ねている。なお本公演は一部Wキャストで行われ、小野は7月16日14:00開演回と19日14:00開演回のみ出演する。上演時間は約2時間、公演は7月20日まで。