高橋亜子×鈴木裕美×清塚信也のミュージカルにウエンツ瑛士・上川一哉・上山竜治・小柳友

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ミュージカル「アンドレ・デジール 最後の作品」が、9月に東京と大阪で上演される。

ミュージカル「アンドレ・デジール 最後の作品」出演者

ミュージカル「アンドレ・デジール 最後の作品」出演者

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これは作劇を高橋亜子、演出を鈴木裕美、音楽を清塚信也が手がけるオリジナルミュージカル。劇中では“共鳴”をテーマにした物語が展開する。舞台は1960年代のパリ。才能はあるものの境遇に恵まれない青年画家のエミールと、絵画への愛と豊富な知識を持つジャンは、共に画家のアンドレ・デジールを信奉していた。一緒に絵を描くようになった2人は、深く“共鳴”することで1人では到達できない芸術の高みへ至る。しかし絵の素晴らしさゆえに、2人は巧妙な贋作ビジネスに巻き込まれてしまい……。

エミール役をウエンツ瑛士上川一哉、ジャン役を上山竜治小柳友がそれぞれWキャストで演じる。そのほかの出演者には熊谷彩春綾凰華、藤浦功一、柴一平戸井勝海水夏希が名を連ねた。

作劇の高橋は「人と人が出会い、一人では見られない景色を見ることは、人生で最も素晴らしいことの一つだと思います。心が響き合うことで生まれる形のない美しいものを、皆様にお見せできればと思っています」とコメント。演出の鈴木は「とてもとても長い時間をかけて亜子さんと話し合ってきた物語です。テーマは共鳴。共鳴というテーマは、ミュージカルという手法で語るのが最適なのは言うまでもありません」「このミュージカルを見ることを最も楽しみにしているのは私かもしれません」と期待を述べる。また音楽の清塚は「日本語のために作られた音楽でミュージカルをやるのはとても意味のあることです。それも、この素敵なメンバーで、日本のミュージカルが作れる喜びは、それはそれは強いものです」と思いを語った。

公演は9月12日から23日まで東京・よみうり大手町ホール、29日から10月1日まで大阪・サンケイホールブリーゼで行われる。チケットの一般販売は7月29日10:00にスタート。なお高橋、鈴木、清塚のメッセージ全文と、キャストたちのコメントは以下の通りとなっている。

高橋亜子コメント

始まりは六年前。鈴木裕美さんと新作ミュージカルを作る機会をいただき、どんな作品にしたいかアイデアを出し合うところから始めました。やがて自分の描きたい本質が見えてくる中、何度も打合せを重ね、脚本を構築してきました。作曲の清塚信也さん始め、素晴らしい俳優の皆さん、スタッフの皆さんが集まってくださり、いよいよスタート。身が引き締まる想いです。

これは共鳴の物語です。引き寄せられるように出会い、心が共鳴し合うことで、世界と繋がることができた二人の青年の物語。けれど思わぬ運命の中で二人の関係は変質していきます。それでも残るものを、見つめてみたいと思いました。人と人が出会い、一人では見られない景色を見ることは、人生で最も素晴らしいことの一つだと思います。心が響き合うことで生まれる形のない美しいものを、皆様にお見せできればと思っています。

鈴木裕美コメント

とてもとても長い時間をかけて亜子さんと話し合ってきた物語です。

テーマは共鳴。共鳴というテーマは、ミュージカルという手法で語るのが最適なのは言うまでもありません。

音楽の清塚さんとは「シラノ・ド・ベルジュラック」で初めてご一緒し、ミュージカルを作るのは「GOYA」に続き2作目です。清塚さんの繊細で自由で詩情溢れる音楽と、物語に対する冷静で正確な視線には全幅の信頼を寄せています。

振付の柴一平さんとは「陰陽師」など多くの作品でご一緒しており、今回はコンテンポラリー、バレエ、ジャズと多彩な振付をお願いすることになっています。

俳優陣も何度もご一緒している方、初めましての方含めて実力のある方ばかりです。

このミュージカルを見ることを最も楽しみにしているのは私かもしれません。

清塚信也コメント

日本語というのは、英語とあまりにも遠いリズムで出来ていて、本来であれば英語のために作られた曲を日本語でやるのはかなり無理があります。

なので、日本語のために作られた音楽でミュージカルをやるのはとても意味のあることです。

それも、この素敵なメンバーで、日本のミュージカルが作れる喜びは、それはそれは強いものです。

ウエンツ瑛士コメント

このメンバーで日本初演、オリジナルミュージカルをやれる事をとても嬉しく思います。現時点で最高に面白いですが、微力ながらも稽古をしながら自分が感じた事をしっかり伝えてどんどんブラッシュアップしていきたいと思います。

改めてオリジナル作品を作ることがどれほど大変か、そしてミュージカル作る事がどれほど大変か、感じています。これは本当に才能があって、努力が出来る人じゃなければ作れない作品です。しっかりとリスペクトを持って、しかし臆する事なくチームを作っていきたいです。全てを曝け出して委ねられる仲間がいる安心感。

みんなでお客様に届けます。

今から楽しみでしょうがないです。是非ご期待ください。

上川一哉コメント

この度、エミール・マルタン役を務めさせていただきます。まずはこの作品とのご縁をいただけた事に心から感謝いたします。と同時に、胸の高鳴りをおさえる事が出来ない自分がここにいます。

このエミールという役は僕にとって、本当に、大きな大きな挑戦です。幸せな挑戦です。

ありのままの自分をさらけ出し、全力で作品と役に向き合っていきます。真っ白なキャンバスに、心そのままにエミールを描き、ご一緒させていただく素晴らしいカンパニーの皆さまと共鳴し合いながら、この作品を旅していけたらと思っています。

よろしくお願いいたします。

上山竜治コメント

数年前に、演出の鈴木裕美さんが「国産オリジナルミュージカル作品を創っている」と仰っていて、盛り上

がりながらお話をさせていただいたのを覚えています。それがこうして、素晴らしいキャスト、スタッフが

集まり実現し、しかも自分がそこに出演させていただくことに感動しています。

この作品は、孤独を感じやすいこのご時世に、手を差し伸べ合うことの大切さを感じさせてくれます。凸凹の2人が足りないものを補いながら、不器用ながらもトラウマに立ち向かっていく姿を見て、時に笑いながら、一緒に“共鳴”してもらえるように頑張りたいです。

ぜひ、世界初演のオリジナル作品を劇場で、生で、ご覧ください。

小柳友コメント

今回初めてミュージカルに出演させていただきます。

華やかなミュージカルの世界に一歩足を踏み入れることがはたして自分に出来るのか……と不安な気持ちでいっぱいでしたが、この脚本を最初に読んだ時、参加したい、この作品の一員になりたい、ジャン役を通してエミールと共鳴したいと強く思いました。希望を見出してくださった演出の鈴木裕美さんには感謝しかありません。

錚々たるキャストの皆さんと並んでいることに正直震えておりますが、不安と期待の狭間にいる今を楽しみたいと思います。憧れてやまない藝術の世界にどっぷりと浸かりつつ、今できる自分なりの全てを尽くして、みなさまに届けられたらと思っています。

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ミュージカル「アンドレ・デジール 最後の作品」

2023年9月12日(火)~23日(土・祝)
東京都 よみうり大手町ホール

2023年9月29日(金)~10月1日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ

作:高橋亜子
演出:鈴木裕美
音楽:清塚信也
出演:ウエンツ瑛士上川一哉 / 上山竜治小柳友 / 熊谷彩春綾凰華、藤浦功一、柴一平戸井勝海水夏希
スウィング:中野太一、傳法谷みずき

※ウエンツ瑛士と上川一哉、上山竜治と小柳友はWキャスト。

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宝塚OGサイト @takarazuka_og_s

#水夏樹 さん、#綾凰華 さんが出演します!

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