5月に東京・シアター1010で上演される舞台「珈琲いかがでしょう」の記者発表会が、本日4月21日に同劇場が位置する東京都足立区内のカフェで行われた。
舞台「珈琲いかがでしょう」は、
「珈琲いかがでしょう」について、校條は「青山の店に訪れる人々が皆共通してホッとした気持ちになっているのが印象的な物語。青山はコーヒーが“似合う”キャラクターというより、コーヒー“そのもの”に近い、癒しの存在だと思います。青山を通じて、そんな空気感を作り出していけたら良いな」と話す。
菅野は、青山役を校條が演じることについて「ピッタリだと思いました。青山は人々の心を救いますが、押し付けがましくなく、そっと背中を押し、気付かせる人。校條くんとご一緒するのは3回目ですが、稽古場での振る舞いや佇まいが青山の印象と近いと思います」と語った。
2021年にテレビドラマ化もされた本作だが、今回は舞台化ならではの演出も見どころ。菅野は、物語の舞台となるキッチンカーについて「本物の車を改造し、そのまま舞台上に乗せます」と言い、さらに「コーヒーの匂いを感じられるような仕掛けを考案中」と明かした。もともとコーヒー好きだという校條は「稽古場には本物のコーヒー豆が持ち寄られ、いつも良い香りに満たされています」と幸せそうな表情を浮かべた。
太田が演じるのは、仕事や人付き合いの中で本音を押し殺し、心が疲れてしまったOL・垣根。太田は「お客様が共感しやすいキャラクターだと思うので、繊細に演じたい」と意気込む。コーヒーについては「これまでブラックコーヒーがまったく飲めなかったのですが、顔合わせのときに花陽さんが、原作に“幻のコーヒー豆”として登場するコピルアックの豆を挽いて振る舞ってくださり、飲めるようになりました。コーヒーに詳しい先輩方にこれからいろいろ教わっていきたい」とはにかんだ。
そんな花陽自身は、コーヒー好きが高じてバリスタとしても活動を行っている。「本作への出演が決まったとき、舞台とコーヒーという大好きなものが合わさった作品なので、『神様ありがとう!』と叫ぶくらいうれしかったです」と振り返り、「コーヒー好きの人もお芝居好きの人も楽しんでもらえる作品にしたい」と笑顔を見せた。
また花陽は4月上旬から、劇場の徒歩圏内にある喫茶店やカフェ全17店を訪れ、各店舗の魅力を舞台「珈琲いかがでしょう」公式Instagramアカウントで紹介する取り組みを行っている。これは「本作を通して上演場所である千住を盛り上げたい」という舞台制作側の思いと、それに応えた店舗によって実現したコラボ企画。コラボ企画ではそのほか、劇場ロビーでの「千住珈琲MAP」の配布や、対象店舗で公演チケットを提示すると舞台オリジナルコースターがもらえるプレゼント企画の実施が予定されている。
公演は5月17日から21日まで。
舞台「珈琲いかがでしょう」
2023年5月17日(水)~21日(日)
東京都 シアター1010
原作:
脚本・演出:
キャスト
青山一:
垣根志麻:
杉三平(ぺい):
大門雅:
礼:花陽みく
アケミ:
小比類巻:
モタエ:
若頭:
ヤイ子:音羽美可子
中沢:椙本滋
部長:横田大明
真島:竹本洋平
馬場:松原もか
遠藤:本間健太
姫子:安井摩耶
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