舞台「HELI-X~スパイラル・ラビリンス~」のメインビジュアルが公開された。併せて、「HELI-X」プロジェクト初となる展覧会「HELI-X VISUAL ART EXHIBITION」の開催が決定した。
「HELI-X VISUAL ART EXHIBITION」では、「HELI-X」プロジェクトの宣伝美術を手がける古田亘のフォトアート作品や、鈴木真育が手がけた舞台衣裳が展示されるほか、オリジナルグッズの販売も行われる。展覧会は5月18日から29日まで、東京・ラフォーレ原宿 MAKE THE STAGEにて。
展覧会について、脚本を手がける少年社中の
脚色・演出の
舞台「HELI-X~スパイラル・ラビリンス~」は、舞台「HELI-X」のシリーズ第4弾。出演者には主演の
毛利亘宏コメント
「HELI-X」は長年の盟友である演出家の西森さんと共に完全オリジナルシリーズを立ち上げるという野心的なプロジェクトとしてスタートしました。行われた企画会議は演劇界の常識では考えられない回数におよび、西森さん毛利をはじめとした各界を代表するのスタッフに企画が形作られていきました。
その中で生まれたのが“性別を自由に出来る”という世界観でした。
これは極めて難しいテーマであると言わざるを得ません。現代社会においても数々の問題提起がされ議論が進み、かつ答えの出ていないテーマです。ですが、我々はこのテーマに正面から挑むことにしました。これは実に途方もない仕事です。
しかし、演劇界で最高とも言えるスタッフの集まった作品です。あえて難しいことにチャレンジしなければいけないと感じました。そうでなければ日本の演劇界は前に進んでいかないと考えたからです。
我々のチャレンジは困難なものでした。常に我々をギリギリまで追い込んでいきました。それはさながら物語の登場人物たちが自分たちを追い込み「自分はいったい何者なのか」を問いかけることと重なります。創作過程で我々は多彩なキャラクターたちと同調し、そして常に向き合ってきたのです。
「HELI-X VISUAL ART EXHIBITION」では、我々の戦いの軌跡を皆様に感じていただけるのではないかと考えております。
西森英行コメント
「HELI-X」は、原作の無い、舞台で上演されることが全ての始まりとなる、舞台オリジナルシリーズです。
脚本の毛利さんは、25年以上、異なるフィールドで並走してきた演劇界の盟友。毛利さんはエンターテインメント作品を、私は社会派作品を作り続け、10年前に初めて共作の機会を得たのち、数々の作品でクリエイティビティをぶつけ合い、創作を続けてきました。そしてこの「HELI-X」で初めて、ゼロから新しい作品を共に作ることになったのです。毛利さんと幾たびもの議論を重ね、私たちが目指したのは、「極限の世界を生きる登場人物たちの、深い人間ドラマ」を描くことでした。演劇界屈指の優れたスタッフが集結し、舞台美術もヴィジュアルも音楽も、全て「HELI-X」の世界を描くためにゼロから作り出されています。
この「HELI-X ビジュアルアートEXIBITION」は、そんな各界の優れたクリエイターがゼロからクリエイトした作品群。混沌と荒廃の世界で生きる登場人物たちの「生きるエネルギー」「魂の叫び」が、全てのクリエイションに込められています。まさに今、混沌の中にあるこの現代において、この作品が宿した「生命力」「心の叫び」が、多くの方々に共鳴し、伝わっていくことを、心から願っています。
「HELI-X VISUAL ART EXHIBITION」
2023年5月18日(木)~29日(月)
東京都 ラフォーレ原宿 MAKE THE STAGE
舞台「HELI-X~スパイラル・ラビリンス~」
2023年6月2日(金)~11日(日)
東京都 サンシャイン劇場
2023年6月17日(土)・18日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
脚本:
脚色・演出:
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「HELI-X」プロジェクト初となる展覧会「HELI-X VISUAL ART EXHIBITION」開催決定(コメントあり)
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