空っぽを観ていただく作品、コトリ会議「みはるかす、くもへい線の」開幕

コトリ会議「みはるかす、くもへい線の」が、本日12月2日に兵庫のAI・HALLで開幕する。

作劇を山本正典、演出をコトリ会議が手がける本作では、“境界線”をテーマにした物語が展開する。舞台は福井県と岐阜県の境目にある烏哭（からすのなき）峠。その峠は以前、日本海と太平洋が同時に見られる日本で唯一の場所だとうわさされていた。あるとき、峠の頂上にあるコンビニに若い男女が車でやって来て……。

開幕に際し山本は「兵庫県伊丹市には、とても贅沢な場所があるんです。そこは、誰がなんのために用意したのか分からない、空っぽのある場所なんです。今回僕たちはその空っぽを、落ち着いて、椅子に座って観て頂く作品を上演します。是非、ご来場ください」とコメントした。出演者には大石丈太郎、川端真奈、三ヶ日晩、花屋敷鴨、原竹志、山本正典、吉田凪詐が名を連ねている。公演は12月4日まで。