瓜生正美の思い引き継ぐ青年劇場「殺意」、演出にシライケイタ

青年劇場「殺意」が明日12月6日から18日まで東京・青年劇場スタジオ結（YUI）で上演される。

これは、青年劇場の創立メンバーで元代表の瓜生正美が昨年6月に逝去したことを受けて上演される、追悼公演の第1弾。「殺意」は、飯尾憲士の同名小説を原作に、1996年に瓜生の構成・演出で初演された作品だ。劇中では、主人公の弁護士が20年前に起きた殺人未遂事件を探っていくことで物語が展開。戦争で息子を亡くした老婆が、息子の戦友に刃物を向けた真意とは……。今作では、2020年に「星をかすめる風」でも青年劇場とタッグを組んだ、温泉ドラゴンのシライケイタが演出を手がける。出演者には葛西和雄、藤木久美子、高安美子、菅原修子、吉村直、湯本弘美、北直樹が名を連ねた。

なお、一部公演ではアフタートークを開催。アフタートークにはシライ、ふじたあさや、流山児祥、太田政男のほか、出演者や劇団員が日替わりで登壇する。また公演期間終了後には映像配信が予定されている。