“ソロ読み”から盆踊りまで…下北沢を舞台にした阿佐ヶ谷スパイダース遊覧文庫スタート

阿佐ヶ谷スパイダース遊覧文庫 vol.1「下北沢のみち」が、11月12日にスタートした。

「阿佐ヶ谷スパイダース遊覧文庫」は、阿佐ヶ谷スパイダースの劇団員が総出で企画の立ち上げから開催までを行う番外公演。第1弾となる「下北沢のみち」では、東京・下北沢の複数会場でさまざまなイベントが展開される。企画には、俳優が小説・戯曲・エッセイなどを読み聞かせる「ソロ読み」、親子参加型作品「ペックとスメルの秘密基地」の上演、朗読ワークショップ「荒野に立て！」、短編芝居上演企画「愛の向田邦子劇場」、来年秋に上演される劇団の新作公演に向けた「『ケイトウ』のための序曲（プレリュード）」などがラインナップされた。また、劇団オリジナルの盆踊りが披露される「『秋の下北沢盆踊り』～阿佐ヶ谷スパイダース遊覧文庫 vol.1『下北沢のみち』～」といった企画も用意されている。

主宰の長塚圭史は「阿佐ヶ谷スパイダースの『下北沢のみち』がとうとう開幕しました。本多スタジオという下北沢の一角にある築40年ほど経つ稽古場が取り壊されて道になってしまうと聞き、それなら思い出深いスタジオで何かやろうと歩み出したところから、いつの間にか本多劇場グループさんや商店街の方々とも一緒になって、ささやかながらも演劇祭のような様相に。子供と大人の参加型の劇、ソロ読みという団員それぞれ本を片手にひとり語りする企画、野外ダンス、そしてなんと秋の盆踊りと、劇団にとっては未知のことだらけ。演劇の街といわれる下北沢の間口を大いに信じて、23日まで、企画盛り沢山で邁進します」とコメントした。

阿佐ヶ谷スパイダース遊覧文庫 vol.1「下北沢のみち」は11月23日まで。