19名のアーティストによる“空中バレエ”、カンパニーXY「メビウス」スタート

カンパニーXY with ラシッド・ウランダン「Mobius / メビウス」が、昨日10月21日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。

カンパニーXYは、フランスを拠点に活動する現代サーカスカンパニー。「Mobius / メビウス」は、本カンパニーとフランスのシャイヨー国立劇場のディレクターであるラシッド・ウランダンが初タッグを組んだ作品で、2019年に発表された。劇中では、大空を飛び交うムクドリの群れからインスピレーションを得て制作されたパフォーマンスが、19名のアーティストにより披露される。

本作について、ウランダンは「グループが達成しためまいがするほどの高さは、振付の境界線を押し広げ、空を飛ぶムクドリの群れと同じくらい謎めいた作品を生み出したのです。ムクドリの驚くべき空中での動きはとても調和しているように見えますが、その機能はまだ解明されていません。私たちのコラボレーションの核心は、永遠に変化し続ける“空中バレエ”の神秘にあるのです」とコメントした。

上演時間は約1時間で、東京公演は明日10月23日まで。このあと本作は、27・28日に愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、11月2・3日に京都・ロームシアター京都 サウスホールで上演される。

ラシッド・ウランダン コメント

XYとの共同作業は、そのダイナミクスな振付と重力に逆らう彼らのスキルから見られるように、驚くべき探求の旅であったことが証明されています。グループが達成しためまいがするほどの高さは、振付の境界線を押し広げ、空を飛ぶムクドリの群れと同じくらい謎めいた作品を生み出したのです。ムクドリの驚くべき空中での動きはとても調和しているように見えますが、その機能はまだ解明されていません。私たちのコラボレーションの核心は、永遠に変化し続ける“空中バレエ”の神秘にあるのです。