「4000マイルズ~旅立ちの時~」に出演する
エイミー・ハーツォグ作「4000マイルズ~旅立ちの時~」は、2011年にアメリカ・ニューヨークのオフブロードウェイで初演された作品。上村聡史が演出を担う今回は、大学生のレオ役を岡本圭人、91歳の祖母ヴェラを高畑が演じる。高畑は実年齢より高齢の役を演じることに「台本の最初が、まず私が入れ歯をつけるところから始まりますからね(笑)。フガフガしゃべりながら補聴器も付けて……。おばあちゃん役なので、地毛を白髪にしているんですけど、さすがに歯を抜いて入れ歯にはできませんので、歯がないときの顔の作り方を練習しています。あとは、背中が丸いほうがいい気がしていて、本番では背中に座布団を入れようかなと思っています」と語った。
また、孫役を演じる岡本とのエピソードを「読み合わせで集まったときには、もうすでに小さい手帳に細かい字でびっしりと調べものをしていましたね! 読み合わせが終わってから『アメリカの左から右までってどのぐらいの距離なんだろうねー?』と呑気に聞いたら『……4000マイルですよ』って言われちゃった(笑)」と明かした。最後に「孫のレオは“羽”にけがをして休めたくて遠くからやってきた。それを何も聞かないで休めさせてあげるのが祖母のヴェラ。今の時代、自分の“羽”が飛びにくくて悩んでいる若者は多いと思いますので、何がきっかけでもいいので興味を持って観にきてくれたらうれしいです。そして、できれば“お年寄り×若者”で観に来てもらえたらいいのかなと思います。観たあとにレオとヴェラのように語らってほしいです。年齢も考え方も違う2人が思い合う姿を観たら、『人を思うってこんなことなのかな?』と思わずにいられない、心が温まる作品です」と述べた。
公演は12月12日から28日まで東京・シアタークリエで行われたあと、来年1月7日から9日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、11・12日に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、15日に香川・レクザムホール(香川県県民ホール) 大ホールで実施される。
「4000マイルズ~旅立ちの時~」
2022年12月12日(月)~28日(水)
東京都 シアタークリエ
2023年1月7日(土)~9日(月・祝)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2023年1月11日(水)・12日(木)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2023年1月15日(日)
香川県 レクザムホール(香川県県民ホール) 大ホール
作:エイミー・ハーツォグ
翻訳:小田島恒志、小田島則子
演出:上村聡史
キャスト
レオ:岡本圭人
ベック:森川葵
アマンダ:瀬戸さおり
ヴェラ:
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ステージナタリー / 高畑淳子が孫役・岡本圭人とのエピソード明かす「4000マイルズ~旅立ちの時~」 https://t.co/LmyPRnEahn https://t.co/XAMYLiq4pY