DisGOONie Presents Vol.11舞台「Little Fandango(リトル ファンダンゴ)」が、本日6月10日に東京・EX THEATER ROPPONGIで開幕。これに先駆け、同日に初日会見とゲネプロが行われた。
「Little Fandango(リトル ファンダンゴ)」は、DisGOONieにとって11作目の舞台作品。アメリカの西部開拓時代、21人を殺して21歳で生涯を終えた“悪童”ビリー・ザ・キッドの伝説を中心に、ニューメキシコ州の街に生きた少年たちの運命と、隠された歴史が描かれる。父親嫌いのヘンリーは、親友のマクスウェルと共に、家の屋根裏にあった1冊の古ぼけた日記を見つける。ヘンリーは、街の歴史が描かれたその日記を通して、自分の血に流れているであろう“カウボーイ”の真実や、かつてこの街にいた“ビリー・ザ・キッド”について知ろうとしていた。少年2人は、日記を広げながらカウボーイの世界に入り込んでいって……。
会見には、作・演出・プロデュースを手がける
ヘンリー・マカーティ役の萩谷は「このメンバーがそろったのも奇跡。良い“航海”にできるよう、奮闘したい」と語り、「僕自身はすごくおしゃべりなのですが、マカーティは口数が少なく、一匹狼。『(存在が)気になるなあ』と思っていただけるように演じていきたい」とコメント。マクスウェルとピートの2役を演じる長妻は「気持ちの落差が激しい役なので、やりがいがあるし、やっていても楽しい。お客様に、どれだけ心を動かしていただけるかが醍醐味のキャラクターだと思っています」と語った。
ヘンリーとホアニータの2役を演じる渡辺は「私が今着ている衣裳はホアニータのものなのですが、ヘンリーは少年役。2人は性別も違うし、性格も真反対なので演じ分けがとっても難しい。ヘンリーとして舞台に立つ時間のほうが長いので、がんばって男の子になりきりたい」と意気込みを述べる。校條は自身が演じるパット・ギャレット役について「簡単に言うとバーテンダー。ただ少し異質なキャラクターで、史実ではビリーを射殺した男とも言われています。本編ではどう描かれるのか、お楽しみに」とニヤリと笑う。
自身の役どころについて、ティック・リチャード・ブリュワー役の瀬戸は「(カウボーイ軍団の)レギュレーターズのリーダーで、まとめ役。物語の中盤を、特に盛り上げていけたら」とコメント。ウィリアム・ローゼンバーグ役の萩野は「僕の役は、単純に言うと悪役。街の権力を一手に牛耳ろうとしているのですが……西田さんの書かれる“悪役”なので、一筋縄ではいかないです」と笑みを浮かべる。ジョン・タンストール役の松田は「レギュレーターズのボスで、萩野くんが“悪者”だとすると、僕は“良い者”(笑)。ジョン・タンストールを、その生き様や死に様を通して、“一番のカウボーイ”として演じたい」と言葉に力を込めた。
長妻が「今回はキャストに若い人が集まっているので、西田さんや、萩野さん、松田さんからは『勢いがあって素敵だね』と言われました」と座組のフレッシュさに言及すると、萩野は「(キャストの)若さが輝いている。劇場に入ってからは、照明効果も相まって、きらめきが目に見えるぐらい美しい」とほほ笑み、松田も「ただただ、若い方たちのエネルギーとスピードに圧倒されます」と述べる。さらに萩野は「これまでのDisGOONieの作品は、長尺のものが多かったのですが……11回目を迎えた集団の“新たな船出”として、今回はなんと1幕と2幕を合わせて、3時間を切ります(笑)。3時間、夢中になって観ていただけると思うので、楽しみにしていてください」と述べた。
また、報道陣から本作のアクションシーンについて聞かれると、萩谷は「西田さんの舞台は、毎回殺陣が素晴らしいのですが、今回は西部劇ということで(殺陣を)どのように表現するんだろう?と思われた方も多いかと。今回は、銃やナイフを使った、いつもとは違ったアクションが観られます。近距離だったり、遠距離だったり、いろいろなところに視点が移るアクションになっているので、いつも以上に魅力的かと」と見どころに触れる。長妻は、萩谷のコメントにうなずきつつ、「僕は銃を回す練習をずっとしていました」と、銃をくるくると回してみせる。これを見たメンバーたちから拍手を受けると、長妻は「僕が演じる役は、“センスがある”役どころなので、くるくる回しているとセンスがありそうかなって(笑)」と、練習を重ねた理由を笑顔で明かした。
上演時間は、休憩を含む約3時間。東京公演は6月19日まで行われ、7月2・3日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール公演が実施される。また、大阪公演の千秋楽となる7月3日13:00開演回が、Streaming+で生配信されることが決定した。配信に関する詳細は公式サイトを確認しよう。
舞台「Little Fandango(リトル ファンダンゴ)」
2022年6月10日(金)~19日(日)
東京都 EX THEATER ROPPONGI
2022年7月2日(土)・3日(日)
大阪府 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
作・演出・プロデュース:
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【会見レポート】DisGOONieの“新たな船出”「Little Fandango」開幕、萩谷慧悟&長妻怜央「良い航海に」 https://t.co/Vz6X7fIfjh