これは、根本が執筆した新作戯曲を、時期を分けてさまざまな場所で上演していくことで、新作を“育てる”ことを目指す試み。その第1回「Progress1」は、6月24日から26日まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 小スタジオで実施される。なおこの公演はワークインプログレスの要素も含まれており、30分の上演のあと、根本と安川による30分程度のディスカッションが行われる。
キービジュアルと舞台美術は、画家のharuneが担当。本プロジェクトでは、公演ごとに根本の戯曲や演出、安川の演技が変化していくほか、haruneにより美術の絵も書き足されていく。チケットの販売は6月4日10:00にスタート。根本と安川のコメントは以下の通り。
根本宗子コメント
俳優、安川まりとはかれこれ10年くらいの付き合いになります。
お互い30代になり、自分の人生と演劇との距離をきっと考えているんだろうなと思っています。
コロナ以降様々な形態で演劇をやってきた中で、1つの作品を時間をかけてお客様に創作過程を見てもらいながら、何度も上演を重ね、その度書き換えたり、加えたり、演出しなおしたりしていくワークインプログレスの要素もあることを安川さんとやってみようと思い立ち、そこに大好きな絵描きのharuneさんに声をかけたら快く参加してくださったので、3人で1つの作品を持って演劇の旅に出てみようと思います。
どうなることやら、楽しみしかありません。
是非、まだ作品タイトルも決まっていない「Progress1」から見届けていただけたら。
安川まりコメント
この新たな挑戦に、ドキドキしています。
このドキドキは、楽しみなことばかりではありません。だけど大事なものと向き合うときは、いつもそうでした。この作品がどこへ向かっていくのか、私にも分かりません。それでいいのだと思います。生きていると、自分には想像し得ないことが起きる。根本さんとharuneさんと一緒に、色々な場所、お客さま、人と出会いながら、作品がどのように育っていくのか。うーん、やっぱり楽しみです!根本さんと出会って10年。このような形で創作ができること、本当に幸せです。ここから、また。新しい試み、の第一歩目を、ぜひ一緒に目撃してください!
斉藤有希 @yukixxxpndmic
いつも安川の行けない…
誰か行って来て… https://t.co/oAr0xv7buD