TremendousCircus「女の子は死なない」作・演出は葭本未織、オーディションも開催

TremendousCircus「女の子は死なない」が、9月30日から10月2日まで東京・シアターシャインで上演される。

田中円が代表を務めるTremendousCircusは、2016年に結成された劇団。同劇団ではゴシック＆ロリータを取り入れた衣裳を身にまとい、童話や史実を題材に、児童虐待、性差別など社会問題を描く“社会派エンターテイメント”作品を創作してきた。本公演では、gekidanU / うさぎの喘ギ / 少女都市に所属し、「令和3年度 希望の大地の戯曲賞『北海道戯曲賞』」で大賞を受賞した葭本未織が作・演出を担当する。舞台は阿佐ヶ谷の劇場。土砂降りの雨の中、4人の少女が劇場を借りに来て……。出演者にはTremendousCircusの知乃、当山楓花、菅原茉利奈が名を連ねた。

葭本は「刻一刻と変わる世界に振り落とされそうになる昨今ですが、それでも前を向いて歩いてく少女たちの、遥かな道のりの第一歩を描く物語にします」とコメントしている。なお上演に際し、オーディションを実施。応募は3月27日まで受け付けられる。詳細は公式サイトで確認しよう。

葭本未織コメント

舞台は阿佐ヶ谷の劇場。どしゃぶりの雨の中、4人の少女が劇場を借りにやってくる──。

女の子たちが、置かれている状況の苦しさから、自己の内面を変えようと努力する。何度も何度も努力する。でも苦しさは変わらない。極限まで追い詰められてふとした瞬間に、「そうか、わたしが変わるんじゃなくて世界が変わらなきゃいけないのか」と解る。

自分を救済するためには、世界と闘わなければならない。それは悲しいことに、人生を賭した長い長い闘いである。それでも、踏み出せば道ができる。

先日、令和3年度北海道戯曲賞大賞を受賞しました、葭本未織です。本作「女の子は死なない」は受賞後初の完全新作演劇です。刻一刻と変わる世界に振り落とされそうになる昨今ですが、それでも前を向いて歩いてく少女たちの、遥かな道のりの第一歩を描く物語にします。

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