関田育子の延期公演「霊雨」決定、アフタートークの配信も

関田育子 延期公演「霊雨」が4月1日から3日まで、東京・IZUMO GALLERYにて上演される。

これは、昨年上演予定だったが延期となっていた関田育子の公演。クリエーションメンバーには久世直樹、黒木小菜美、小久保悠人、関田、長田遼、吉田萌、我妻直弥が名を連ねた。

公式サイトには「演劇における『実感』とは」と題したメッセージが寄せられており、以前書かれた戯曲の射的シーンで、銃を構えたポーズの俳優がはけ口に向かって前進していく様を例に挙げながら、「この上演では、戯曲が要請する振る舞いと舞台上の振る舞いとの整合性がとれていない（射的では一定のラインから的を狙うため前進していくことはない）。しかし、シーンが成立する感覚があった」「このとき、観客は虚構と現前の新たな関係を実感するのではないだろうか。そして、これこそが演劇における『実感』なのである」と記されている。

なお本公演では終演後、無観客の状態でゲストとクリエーションメンバーだけでのアフタートークを実施。その模様は、当日中にYouTubeにアップされる。ゲストには佐々木敦、徳永京子、山本浩貴がそれぞれ出演する予定だ。