うさぎの喘ギがWキャストで届ける一人芝居開幕、「全く違う二つの上演が生まれました」

うさぎの喘ギ「いみいみ」が、昨日10月27日に兵庫・colle caveで開幕した。

2017年3月に旗揚げされたうさぎの喘ギは、大阪を拠点に活動する演劇ユニット。“ビルドアップ公演”を掲げる今回は、今年3月に上演された「いみいみ」を、一人芝居として立ち上げる。出演者はWキャストとなり、うさぎの喘ギの中筋和調と、少女都市 / gekidanUの葭本未織が回替わりで登場する。

開幕に際し、脚本の泉宗良は「同語反復によって構成された様々な解釈が可能であるこのテキストに、それぞれの俳優と稽古を重ね、向き合った結果、全く違うといっていい二つの上演が生まれました。どちらか片方でも十分楽しめる作品ではありますが、是非両方とも観ていただいて、その違いも楽しんでいただけたらと思います」とコメント。

本日10月28日に初日を迎える葭本は「『いみいみ』は今、わたしができる最大限のフェミニズムへのアンセムです。痛みを感じ受け止める、だけでなく、わたしを苦しめる構造を見つけて乗り越えてゆく。そんな物語です。ぜひお越しください」とメッセージを送った。公演は11月1日まで行われる。