「ぼんやりブルース」は、昨年から今年にかけて行われた東日本大震災に関する取材と、“新型コロナウイルス以降の東京”から着想を得て創作された作品。「ブルースには日常という意味がある」という一説をヒントに、時代と場所を超えたさまざまな日常が描かれる。
構成・演出・音楽を手がける主宰の
なお一部上演回の終演後には、オンラインで参加可能な“ポスト・パフォーマンス・ぼんやり・ワークショップ”が開催される。
額田大志コメント
先日、本屋の隅に置かれた雑誌から、ブルースには「日常」という意味があることを知りました。「憂鬱」だと思っていたブルースの印象が大きく変わった瞬間です。2020年以降、今まで以上に「上演」とは何かを考え続けてきました。この時代に劇場でやるべき「上演」はなにか、「上演」に本来あるはずの意味とは何か。今作は、形式としてはごく一般的な「劇場作品」ですが、上演とは何かを念頭に試行錯誤し、今、私たちに必要だと思える数々のシーンが誕生しました。
ぼんやりとしているうちに、東京での劇場公演が2年ぶりになっていました。劇場にお越しいただくのが難しい方は、自宅から参加できるオンラインプログラム「ポスト・パフォーマンス・ぼんやり・ワークショップ」もございます。このワークショップも私にとっては「上演」の一つです。それぞれの状況に合わせて、複数の「上演」を体験してもらえたら嬉しく思います。劇場 / オンラインでお会いしましょう!
ヌトミック「ぼんやりブルース」
2021年10月22日(金)~31日(日)
東京都 こまばアゴラ劇場
構成・演出・音楽:
出演:
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ステージナタリー @stage_natalie
上演とは何か?時代と場所を超えた日常描く、ヌトミック「ぼんやりブルース」(コメントあり)
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