棟田博と遠い姻戚関係の坂手洋二、「拝啓天皇陛下様」に想を得た新作上演

燐光群の最新作「拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿」が11月13日から22日まで、東京の座・高円寺1で上演される。

「拝啓天皇陛下様 前略総理大臣殿」は、坂手洋二が「拝啓天皇陛下様」をはじめ作家・棟田博の著書から着想を得て書き下ろす作品。坂手は自ら演出も担う。棟田と遠い姻戚関係にある坂手にとって、「拝啓天皇陛下様」の舞台化は長年の夢だったそうで、本作では「拝啓天皇陛下様」から一部が引用される。チラシには、「ハイケイ、天ノウヘイカサマ。陛下よ、あなたの最後のひとりの赤子が、この夜戦死をいたしました。」「前略総理大臣殿。『僕の雇主は国民です』と胸を張っていた男は、あなたのウソを守るため、自分自身を捨てました。」といった印象的なフレーズが記された。

チケットの一般販売は10月25日にスタート。東京公演終了後、11月24・25日に愛知・愛知県芸術劇場、27日から29日まで兵庫のAI・HALL、12月1日に岡山・岡山市立市民文化ホールでも上演される。