劇団扉座「リボンの騎士2020」は劇団員による“ベテラン版”、新劇場の開場祝う

劇団扉座「リボンの騎士2020～県立鷲尾高校演劇部奮闘記～ ベテラン版 with コロナ トライアル」が、10月10日から18日まで東京・すみだパークシアター倉で上演される。

脚本・演出を横内謙介が手がける本作は、女子だけの弱小演劇部が、手塚治虫のマンガ「リボンの騎士」を上演しようと奮闘する青春ファンタジー。2018年版、2019年版と同様、今年もオーディションで選出された若手キャストを中心に上演予定だったが、コロナ禍での劇団活動再開と、新劇場・すみだパークシアター倉の開場を祝い、今回は“ベテラン版”として、扉座メンバーによって上演される。なお、公演はAチームとBチームの一部Wキャスト制。

横内は「禍によって計画変更を余儀無くされベテランが高校生を演じる事態になった。でも禍に負けず若者以上の青春を見せてやろうじゃないか、とメンバーが燃える劇団力結集の福を招くものになった。感染予防対策とか客席制限とか、未だ禍は劇場と劇団を苛むけれど、新しい劇場の希望と劇団40年の知恵と力で糾ってやろうと思う」とチラシ裏にコメントしている。