「素敵な音楽、劇的な照明で」高山春夫主演の新訳版「リア王」リーディング公演開幕

Kawai Project 番外編「リア王」リーディング公演が、本日9月4日に東京・高円寺K'sスタジオで開幕する。

Kawai Projectは、英文学者の河合祥一郎が“原文の真の面白さを伝える”ことをテーマに、自身の新訳と演出で上演を行う企画。本公演では、高山春夫、西岡未央、田村彩絵、山崎薫らの出演により、シェイクスピアの「リア王」が立ち上げられる。なお今回の新訳版は、今秋角川文庫から刊行予定だ。

開幕に際し、河合は「これまでクォート版とフォーリオ版の折衷版で上演されることが多かった『リア王』ですが、新訳では改定後のフォーリオ版をもとに100分にまとめあげました。主演に、読売演劇大賞優秀作品賞受賞作『屠殺人ブッチャー』のタイトルロールを演じた高山春夫さんをお迎えし、新国立劇場演劇研修所を卒業して活躍中の若手俳優たちに共演していただき、後藤浩明さんのすてきな音楽、松本永さんの劇的な照明でお送りします」とコメントした。

上演時間は約1時間40分。公演のチケットはすでに完売しているが、日本シェイクスピア協会の公式サイトで音声版を聴くことができる。