“異常なる性愛秘話”ではなく“純粋なる悲恋劇”として、ヅカ★ガール「卍珠沙華」

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ヅカ★ガール「卍珠沙華」が、昨日3月26日に東京・兎亭で開幕した。

ヅカ★ガール 復刻公演「卍珠沙華」より。

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ヅカ★ガール 復刻公演「卍珠沙華」より。

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「卍珠沙華」は、谷崎潤一郎の小説「卍」を原作とする作品。“復刻公演”と冠された本公演では、同劇団が2017年にも上演した「卍珠沙華」の加筆修正版を新演出で再演する。劇中では、平凡な夫婦生活に飽いた有閑婦人・柿内園子と奔放で蠱惑的な少女・徳光光子、園子の夫・孝太郎、“先生”なる人物が巻き起こす“愛憎恋情四つ巴”の物語が、昭和初期の東京を舞台に描かれる。

脚本・演出を手がける主宰の飯塚未生は「『卍珠沙華』は、柿内園子も徳光光子も……真実どちらも魔性の怪物などではなく、あくまで1人の人間の女性なのだという観点から描きました。異性愛規範に基づく恋愛という病、結婚制度の欠陥、世間が個人を潰す道程……原作『卍』に流れるテーマを膨らませつつ、『卍』の既存イメージである“異常なる性愛秘話”ではなく、“純粋なる悲恋劇”を目指して」とコメントしている。

上演時間は約1時間で、公演は3月30日まで。なお新型コロナウイルス対策として、観客にはマスクの着用を推奨しており、入口には消毒液、マスク、消毒用ウェットティッシュが用意されている。

飯塚未生コメント

復刻公演「卍珠沙華」本日初日を迎えられたことを大変光栄に思います。手洗い・除菌・加湿等可能な限りの感染予防策を講じて上演へと踏み切りました。
「卍珠沙華」は、柿内園子も徳光光子も……真実どちらも魔性の怪物などではなく、あくまで1人の人間の女性なのだという観点から描きました。
異性愛規範に基づく恋愛という病、結婚制度の欠陥、世間が個人を潰す道程……原作「卍」に流れるテーマを膨らませつつ、「卍」の既存イメージである“異常なる性愛秘話”ではなく、“純粋なる悲恋劇”を目指して。
このご時世にいらして下さる皆様や、応援して下さる皆様に重ね重ね感謝を致します。そしてこの様な時にこそ演劇を必要とするあなたに届きますように。

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ヅカ★ガール 復刻公演「卍珠沙華」

2020年3月26日(木)~30日(月)
東京都 兎亭

原作:谷崎潤一郎「卍」
脚本・演出:飯塚未生
出演:結崎あゆ花、片山歩美、かまくらあや、来栖梨紗、石黒乃莉子

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