三ツ星キッチンは
本作では、同劇団初となる“人間ではないキャラクター”が登場する。主人公は東京で懸命に生きるネズミのビーツ。築地市場の豊洲移転問題で棲み家を追いやられたクマネズミたちのために、若者ネズミのリーダーであるビーツが筆頭となり、仲間と共に新しい土地を見つける旅に出る。今回、ビーツ役で主演を務めるのは
公演はスペードチーム、ハートチームの2チーム上演となり、27・28日13:30回にはアフタートークが行われる。チケットは7月上旬発売予定。
大薮丘コメント
タイトルロールであるビーツ役を演じさせて頂く大薮丘と申します。今回主演を演じさせて頂くということで、嬉しい気持ちでいっぱいなのと、プレッシャーとで心臓がドキドキしています。
三ツ星キッチンさんに出演させていただいたのは2015年でした。その時に共演者の皆様にたくさんのことを教わりました。右も左もわからない僕に丁寧に教えてくださり、演劇、ミュージカルの面白さを教えてくださったのもこの劇団でした。
だからこのような形でまた出演出来ることが本当に嬉しいです! 作、演出の恒さん、歌唱指導をしてくださるKAZZさん。お二人は僕にとって父親のような存在。
今回もたくさん学ばせて頂きます! そしてほんの少しだけ成長した僕をみてください!
上條恒コメント
日本人による日本人のためのミュージカルを創作して13年、いつかは着ぐるみミュージカルを上演しよう!というのはもう5年以上前に主宰のKAZZと交わした冗談でした……いやいや冗談ではない。着ぐるみは別として、東京に住んでいる、生き物から見える、世界を描いてみたかった。色んな想像をしたけれど、猫は絶対に辞めよう! そんな事を言いながら、何年か経ち……父と弟と3人で、朗読と歌のライブをすることに。その朗読で、ビーツがは産まれかけた。ちょうど、豊洲問題が起きていて、あの築地のネズミ達はどこへ逃げるのか? 銀座の飲食の方々は大変な迷惑! 東京都も罠を仕掛け、捕獲に乗り出したが、ネズミも頭が良いから捕まらない……ニュースを読みながら、僕はネズミ達の応援側になるのはどうだ?と思いついた。そうなってからはネズミオタクになりつつ、こんな性質があるらしいよ!というKAZZの情報に、涙を流したり。彼らにも命がある。小さな身体の中にある心臓の鼓動(BEAT)が精一杯鳴っている! 生きている! 人間の都市再開発に翻弄されながら生きているのだ。彼らには「自分の命を差し出しても、仲間を守る」習性があるという。こんな驚きの情報を知って、ミュージカルが動き出さない方が不思議だ。三ツ星キッチンが10年を越えてなおマンネリ化しないのは、このワクワクが止まらないからである。僕もKAZZも、日本のミュージカルは、まだ本当には生まれていないと思っている。ブロードウェイ風でも、ロンドン風でもなく、日本人のミュージカルを創作します。どうぞお楽しみに。
KAZZコメント
このワクワク感は、劇団旗揚げ時に似てるように思います。
なんせ約13年続けていますので、山あり谷ありでしたが、毎回、上條恒氏が「こんな話を描こうと思う」という相談から始まる、僕たちの作品作り。今回はいつも以上に前段階からアイデアが出てきて、その時からワクワクが始まってました。誰がこの役、あの役で舞台を駆けまわるだろう……? そんな想像を巡らせた昨年を経てついに実現へ向けて動き始めました。今はキャストの皆さんの顔を思い浮かべながら、完成に近づいた台本と照らし合わせつつ、「どんな楽曲でこの人たちの声を観客の皆様に届けようか」とワクワクドキドキしています! ぜひ一緒にワクワクしましょう! お楽しみに。
三ツ星キッチン オリジナルJミュージカル「Beats~クマネズミの未来ミッション~」
2020年8月27日(木)~30日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト
脚本・演出:
音楽:KAZZ
出演:
ステージナタリー @stage_natalie
ネズミたちが東京で棲み家探し?三ツ星キッチン「Beats」大薮丘が主演(コメントあり)
https://t.co/A5iX7yCeq5 https://t.co/uSB376Egr7