五反田団、ささやかな“愛”を寄せ集めた新作「愛に関するいくつかの断片」

五反田団「愛に関するいくつかの断片」が、4月25日から5月5日まで東京・アトリエヘリコプターで上演される。

「愛に関するいくつかの断片」は、五反田団主宰・前田司郎による新作。前田は本作について「愛のことを何も知らない。ずっと考えてきたけど、判らない。判らないなりに、断片を集めて、推理したりする。そういうことを戯曲にしてみようと思う」「くだらない会話、笑いあい、小さな接触、駆け引き、コーヒーを飲んだり、視線を絡めたり、逸らしたり、そういった寄せ集めが1つの絵になるような演劇をつくれないか今考えています。ゴールデンウィークなんてどこ行っても混んでて疲れるだけなので、閑散としたオフィス街へ遊びに来てください。大崎駅か五反田駅から歩いて」とメッセージを寄せている。

出演者には前田のほか、浅井浩介、鮎川桃果、中島歩、西出結、宮部純子、柳英里紗が名を連ねた。チケットの販売は3月29日12:00にスタート。

前田司郎コメント

客観的に見て、なんの不満も、不安もない毎日を生きていても、やっぱり不満も不安も漂ってきて、視界を曇らせて、それを愛のせいにして。
といって、愛のことを何も知らない。ずっと考えてきたけど、判らない。判らないなりに、断片を集めて、推理したりする。そういうことを戯曲にしてみようと思う。
こういう曖昧な、抽象的な、文章をチラシに乗せるのは、まだ書き始めてもいないからで、ただなんとなくそれらの断片は、頭や、体の、そこここにある。ように思う。
くだらない会話、笑いあい、小さな接触、駆け引き、コーヒーを飲んだり、視線を絡めたり、逸らしたり、そういった寄せ集めが1つの絵になるような演劇をつくれないか今考えています。
ゴールデンウィークなんてどこ行っても混んでて疲れるだけなので、閑散としたオフィス街へ遊びに来てください。大崎駅か五反田駅から歩いて。