自分だけの“怪物”の名前探して、吉田小夏が市民と立ち上げる「フランケンシュタイン」

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市民と創造する演劇「グッバイ・フランケンシュタイン-穂の国の怪物たち-」が、3月7日・8日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホールで上演される。

市民と創造する演劇「グッバイ・フランケンシュタイン-穂の国の怪物たち-」稽古の様子。

市民と創造する演劇「グッバイ・フランケンシュタイン-穂の国の怪物たち-」稽古の様子。

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市民と創造する演劇「グッバイ・フランケンシュタイン-穂の国の怪物たち-」稽古の様子。

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「市民と創造する演劇」は、オーディションで選ばれた一般市民と同劇場が共に作品を立ち上げるシリーズ。今作「グッバイ・フランケンシュタイン-穂の国の怪物たち-」では、青☆組主宰の吉田小夏がイギリスの作家メアリー・シェリーの「フランケンシュタイン」をベースに、出演者とのワークショップを通してオリジナル作品を創作する。

上演に向けて吉田は「原作に登場する怪物は、最初から最後まで、名前がありません。今回の作劇では、出演者達と一緒に、自分だけの怪物の名前を探すところから創作をはじめました。生まれ落ち世界と出会う中での、コンプレックスや孤独、葛藤。それは人間の悩みそのものとも言えるのではないでしょうか? その普遍的な痛みを、様々な怪物の視点を通して見つめ、原作とは違う希望のある終幕を、祈るように探してみたいと思っています」と思いを語った。

吉田小夏コメント

吉田小夏(撮影:金子愛帆)

吉田小夏(撮影:金子愛帆)[拡大]

「フランケンシュタイン」は、イギリスの作家メアリー・シェリーが若干18歳の時に書いた物語です。ゴシックホラーとして名高いこの小説を書いたのが、道ならぬ恋に身を焦がす若い女性だったことを初めて知った時、この作品に眠る新しい可能性を感じました。原作に登場する怪物は、最初から最後まで、名前がありません。今回の作劇では、出演者達と一緒に、自分だけの怪物の名前を探すところから創作をはじめました。生まれ落ち世界と出会う中での、コンプレックスや孤独、葛藤。それは人間の悩みそのものとも言えるのではないでしょうか? その普遍的な痛みを、様々な怪物の視点を通して見つめ、原作とは違う希望のある終幕を、祈るように探してみたいと思っています。

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市民と創造する演劇「グッバイ・フランケンシュタイン-穂の国の怪物たち-」

2020年3月7日(土)・8日(日)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

原作:メアリー・シェリー
脚本・演出:吉田小夏
出演・演出補:大西玲子、細身慎之介

出演:オーディションで選ばれた市民(朝倉捷、渥美昌史、石川つや子、板坂重信、伊藤早紀、今栄敬子、上松義和、柿田美紅、加藤浩子、駒沢真司、佐々木宏子、鈴木麗華、玉越渉太、鳥田武、長藤粧子、牧田直佳、森川理文) / 大西玲子、細身慎之介

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穂の国とよはし芸術劇場 PLAT @Plat_Toyohashi

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